過去問の答えがない大学院入試を乗り切る方法
こんにちは。Ataktsです。
大学院入試において最も大事なものだと言える過去問。大学によっては過去問と全く同じ問題が入学試験で出ることがあり、過去問も年度をまたいで似たような問題だらけだったりします。過去問は基本的に各大学院のホームページに掲載してあることが多いため、過去問自体の入手はかなり簡単です。また、内部進学であれば歴代の先輩が熟成させてきた解答集が研究室に置いてあることも多いですし、研究室の先輩(大学院生)から解答をもらえる可能性は高いです。解答をもらえた場合、それを参考にして勉強することができ、試験で同じ問題が出てきたときにその解答を思い出しながらペンを進めれば良いだけです。
しかし、過去問の解答を自分で作成していくのはかなり時間がかかります。私は他大学の大学院進学を目指していたので、結局解答集は自分自身で作成しました。今回は大学院入試の過去問題の解答をどうやって作成するのかを書いていきます。
授業ノート、レジュメから答えを導く
これは主に自分が通っている大学の大学院(しかも同じ専攻)で可能な手法です。基本的に大学院入試試験を作成している教員は自身の授業内容から出題することが多く、結果的に授業で習った内容がそのまま入試問題になるケースが多いです。そのため、過去問の答えがなくてもきちんと授業に出席してノートやレジュメを確保している学生なら、過去問題の答えを導くことができると思います。内部進学者で解答集を入手していない学生はこの方法で過去問を解くことをお勧めします。
大学のシラバスに載っている参考書から答えを導く
他大学の大学院に進学したい場合、基本的に授業内容は大学によって異なるので、同じ専攻でも習ったことがない範囲が出題されることがあります。この場合、授業ノートやレジュメはあまり役に立ちません。ですので、外部進学を考えているのであれば、志望する大学のシラバスをチェックすることをお勧めします。前述した通り、大体の過去問題は授業から抜粋されています。大学の授業に潜り込むことは基本的にできないので、シラバスに載っている参考書を図書館で借りるか買うかしてその資料から問題を解くのが良いと思います。
教員に参考書などを教えてもらい、答えを導く
内部進学で、卒研と指導教員が同じ場合、その先生に「大学院入試が不安です」といったことを言っておけば、勉強するべき本や授業を教えてくれることがあります。また、外部進学では、入試が不安だと相談すれば、教員によっては研究室訪問の際に歴代の過去問解答集を見せてくれたり、参考書を教えてくれたりすることもあります。特に他大学の大学院に進学したい場合は、研究室訪問の際に「受験するにあたって勉強した方が良い参考書やテキストなどはありますか?」と聞いておくと良いのではないでしょうか。私は3人に対して研究室訪問を行いましたが、全員にこの質問をして、参考書を教えてくれた人が一人、自分の授業のレジュメをくれた人が一人、大学院生と話す時間を与えてくれた人が一人、と非常に親身に接してもらいました。
ネット上の講義pdf資料を参考に答えを導く
過去問の設問に書かれている単語の中から重要そうなものを選び出し、検索エンジンに放り込んでみてください。大体の場合、大学の講義で使用されるようなpdf資料がヒットすると思います。その講義資料を参考に過去問を解いていくのも一つの手です。また、教員名なども検索エンジンにかけてみるのも良いでしょう。教員によっては自分の授業資料を自身のホームページに掲載していることもあります。
この手法は主に記述問題で役に立ちます。記述問題なら、資料を参考に、計算問題の場合、講義資料に演習問題が載っていないことが多く、解答を作成するのに時間がかかります。
図書館で資料を探しながら答えを導く
大学の図書館には大学院受験に困らない程度の参考書はいくらでも転がっています。それらの本を参考に過去問の問題を解いていくことももちろんできます。ただ、基本的に似たような分野の本はたくさんあり、どれを参考にすれば良いのか分からなくなることが多いと思います。当てずっぽうで一つの本を選んで勉強していても、結局大学院入試の試験範囲を全く被らなかった...ということもあります。
お勧め勉強場所
私が大学院受験の勉強場所として頻繁に使用していた場所は、図書館のパソコンルームです。受験する大学院下にある大学のシラバスを確認してそこに載っている参考書を図書館で探したり、ネット上の講義資料を探してそれでも解けなかった場合は、図書館の本を漁ってみたりと、上記の勉強方法の大半ができるので、非常にお勧めです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。内部進学を目指している同級生が、過去問の解答集を先輩からもらったと言って、1ヶ月ほどの勉強期間でスルスル合格しているのを横目に、コツコツ過去問の解答を作成していくのは大変でした(内部の大学院にも出願していたので、その部分では私も恩恵にあやかりましたが...)。参考にしていただけると幸いです。
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