テオルボの調弦、平均律(均等フレット)に戻す
テオルボ(キタローネ)の調弦は、「16〜17世紀の宗教合唱曲を歌う会」でミーントーン(1/4。いわゆる「アロンのミーントーン」)の鍵盤に合わせて不均等フレットにしていた。
長3度純正は歌曲とか美しいのでずっとそのようにしていたけど、このところソロ曲を弾くことも多くなって、不都合も出るようになってきた。
特に、3コースの4フレットはミーントーンだと暗め(低め)のdis'でしか取れず、逆に4コースの1フレットは明るめ(高め)のas、5コースの1フレットも明るめのesでしか取れないので、前者は♭系の曲にすぐに出てくるし、後者は#系の曲で出てくる。
通奏低音なら、dis'は3コースではなくて1コース6フレットで取れなくもないし、gisも4コースではなくて2コース4フレットで取れなくもないけど、ソロ曲となると指定もされているのでそうもいかない。
4コースのgisとオクターヴ低い7コースのGisは、ミーントーンでは相当暗めなので、1フレットとナットの間にタスティーノ(貼り付けフレット、ミニフレット)を付けていたけど、ちゃんと押さえないと元々の1フレットで出るasとAsになってしまうから、押さえ分けは案外難しい。でも今のところまだ外していない。
ということで、均等フレットに戻してみると、何と弾きやすいこと!
不均等フレットだと、間隔が違うフレットを正確に押さえるのが結構難しくて、広いフレットだと押さえるのがどうしても甘くなりがちだったけど、その危険性は少ない。とはいえ、均等フレットにも慣れないといけないし、6/12の本番までもう2週間なので、しばらくこれで練習。
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