第三十話(最終話) hoririumの技能と異世界
連載の最後は、私、hoririumがお届けしよう。さて、ここまでの二十九話は楽しんでいただけただろうか。サガワンやこひなたんの旅は終わったが、少し種明かしをしておこう。
実は私は錬金術師を名乗っているのだが、実は元々は超自然的存在なのだ。人間界の一部からは神とか、仙人とか、天狗とも呼ばれていたが、そんなことはコーヒーに砂糖を入れるか否かと同じように、どうでも良い。
私が人間界からこの手帳大陸に来たのは、境遇としてはサガワンと近いのだ。いや、遠いのかもしれない。そして、私の場