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どうでもよくない今1番好きなバンドSHE'Sの話【この世界の素晴らしい秘密】〜前編〜


だいぶ久しぶりになってしまったが、その間に私は突然SHE'Sというバンドにハマった。地元で初めてSHE'Sのライブを観たのが2022年。それから2年、一体私は何をしていたのだろう。

そもそもSHE'Sを聴くきっかけは元々好きだったバンドXIIX(表記が変わり今はTenTwenty)との対バンだ。結局コロナ禍で延期、延期となり中止になってしまった幻のライブ(NORTH ROAD MUSIC 40th Anniversary presents Doors New Normal)。
この前にも一度SHE'SとXIIXは対バンしていたのだが、そちらには予定が合わず参加していない。
それでもずっとSHE'Sには興味があったのでサブスクで聴いてみた。

普通に良い曲ばかりでびっくりした。
しかもピアノロック、大好きなタイプ。
竜馬くんの声も好き。

そんなこんなで2022年、SHE'Sが自主企画のUNION TOURで地元に来た時に観に行った。その時は普通にライブも楽しかったし良いライブだったので物販でラババンとハンドタオルを購入して帰った。良いライブを観て、また観たいと思った時は必ずグッズを買って帰るのが私の慣習。

その年の年末「COUNTDOWN JAPAN 22/23」でもSHE'Sを観た。楽しかった。追い風やGrow Old With Meなどライブ定番曲が特に好きだったので嬉しかったしとにかく楽しかった。サウンドチェックの歓びの陽も大好きだったのでそれだけでテンションが上がった。
でもSHE'Sのライブを観るたびに思う、ファンの皆さんはとてもおとなしい。こんなに心が昂って身体を動かしたくなるような曲も多いのに、何だか不思議だなと思った。


それから2年、本当に何をしていたんだろう。
多分ライブはタイミングが合わなかったから参加することもなく、SHE'Sが地元に来ることもその後はなかった。


そして時は経ち2024年10月。
久しぶりに行ったフェス「TOKYO ISLAND 2024」の最終日、androp 15th Anniversary day。


SHE'Sはトップバッター。
久しぶりに観れるのが嬉しかった。割と早めに会場に行ったので結構前の方で観ることができた。
この日のセットリストはこちら。

1.Masquerade
2.追い風
3.No Gravity
4.Cloud 9
5.Letter
6.Grow Old With Me
7.Dance With Me

聴き慣れた定番曲もかなり久しぶりに聴けて嬉しかったし、それ以上に気になったのが聴いたことのなかった新曲たち。
特にCloud 9は一聴で好きだと思った。

そしてこの2年、ほぼSHE'Sの新譜も何も聴かずに過ごしていたことに気付く。全く何をしていたんだろう。


その数日後、新宿LOFTでのLOFT PROJECT presents『ENDSCAPE vol.38』というイベントで再びSHE'Sを観ることに。

元々大好きなストレイテナーとSHE'Sをあの新宿LOFTで観れる、発表されてすぐチケットを取った。
TOKYO ISLANDでSHE'Sの良さに改めて気付いてからはSpotifyのプレイリスト、This Is SHE'Sを聴くことが多くなっていた。

ライブはO.AのHwylの次がまさかのストレイテナーで(ステージにはスクリーンが下がっていて次のバンドがわからない仕様だった)、テナーの出囃子が流れた瞬間に後ろからドドド…と人の波が。
おとなしいSHE'Sファンの皆さん、大丈夫だっただろうか。

そんなこんなでストレイテナーがあまりにもカッコいいライブをぶちかましてくれた。最高だった。熱いライブが終わり後ろにテナーのファンが下がっていく中、少し前に行こうかなくらいの気持ちで前に進んでいくと2列目まで行けてしまった。
こんな近くで観てしまっていいのだろうか。完全な新規ファンなのに…。

あまりライブ前に緊張することはないがこの日はさすがに緊張した。
そして始まるSHE'Sのライブ。
近っ。
この日のセットリストはこちら。

1. 追い風
2. Masquerade
3. No Gravity
4. Ugly
5. Kick Out
6. Set a Fire
7. Night Owl
8. Letter
9. ROCKSTEADY(テナーカバー1コーラス)
10. Change
11. Grow Old With Me
12. Amulet
EN
13. Dance With Me

聴いたことのない曲も多かったけれど、1曲痺れるくらい好きな曲があった。それがNight Owl。この話は後述する。

楽しすぎてびっくりした。
近いからこそメンバーの表情もよく見えるし目が合った?!と思う瞬間もあった。ROCKSTEADYのカバーはめちゃくちゃ嬉しかった。前方にいた客の中で1番テンションが高かったかもしれない。

この日の本編ラストのAmulet。好きな曲だったので聴けて嬉しかった。心にずしんと響いた。この瞬間、SHE'Sに完全に落ちた気がする。

そして物販でラババンとキーリングを購入。この日から毎日、SHE'Sを聴いて過ごした。2年という時間を埋めるように、毎日聴いて過ごした。

そこで気付いたのは直近に発売されたアルバム「Memories」の曲がとても好きだということ。Cloud 9、No Gravity、Kick Outなどライブで聴いた曲だけでなく全部もれなく好きだった。最近のSHE'Sの曲が自分の好みだということ、これはとても大きかった。


毎日This Is SHE'Sを聴き込むうちに、1曲、めちゃくちゃ好きな曲があることに気付く。
それが「White」だった。
(Memoriesの曲じゃないんかい!というツッコミはなしで)
毎日繰り返し聴く中で、Whiteのイントロが流れる度に鳥肌が立った。そこまで恋とか愛とかの歌が好きな方ではないけれど、この曲の柔らかい愛の表現がとても好きだと思った。2024年、SHE'Sの曲の中で断トツで1番再生した曲。

それともう1曲、新宿LOFTで聴いた「Night Owl」。この曲はインディーズ時代のミニアルバム「WHERE IS SHE?」に入っている。インディーズ時代の曲をやっていたとは。プレイリストThis Is SHE'Sの中には入っていなかったのでライブで初めて聴いたのだけれど、歌詞もメロディーも何もかも好きすぎる。

竜馬くんは、英語の発音がとても綺麗。帰国子女なのだろうかと思うくらい。海外旅行が好きでそれで英語を覚えたとしても、それにしても上手い。そして英詞をメロディーに載せるのも上手い。聴いていて心地が良い。


この頃SHE'Sはちょうど「SHE’S Tour 2024 “Memories”」の最中だった。

毎日SHE'Sを聴いていてやはりライブに行きたいと思ったが、このTour 2024 “Memories”の残りの公演で行けそうな公演はツアーファイナルのZepp Osaka Baysideのみ。
さすがに大阪は遠いよ。
私が住んでいるここは、東日本の地方都市ですから。

でも毎日毎日ライブに行きたい気持ちは膨らみ続けた。何回も睨めっこしたツアーのスケジュール。もう残りの日程も覚えちゃったよ。
何回見返しても行けるのは、ツアーファイナルの大阪のみ。SHE'Sの地元公演だ。絶対に売り切れているだろう。一応チェックしてみる。


チケット…え?!まだ一般で買える?!


まぁ、平日だし…でも…SHE'Sの地元やぞ?


などと思いつつ、チケット◯あで一般チケットを購入。遂に買っちゃった…!


そして急遽大阪へ行くことに。決断したのはライブの1週間前のことだった。
私の初めてのSHE'Sワンマンは、SHE'Sの地元大阪でのライブになった。


長くなったので前編後編に分けます。

初めてのワンマンで感じたこと、SHE'Sというバンドの素晴らしさ、個性的なメンバー、SHE'Sをもっと知って欲しい。このバンドは「この世界の素晴らしい秘密」で終わらせちゃいけない。

SHE'Sをまだ知らない人へ知って欲しくてついnoteを書いてしまった。


あの日からずっと 白黒だった
世界は色づいていったんだ
[SHE'S/Cloud 9]

Cloud 9にどんな意味があるのか全く知らなかった。調べるとこの言葉には
「とっても幸せ!」
という意味があるのだという。
元々はメンバーに向けた歌だったと聞いてこのタイトルは素敵すぎると思った。最終的に少し方向転換したそうだけど、幅広い愛の歌は何回再生しても「とっても幸せ!」な気持ちになれる。


後編に続く。

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