[FPS]人数有利/不利について
1試合に何度も起こる状況、人数の有利/不利についてです。チームゲーでは避けては通れない、重要な課題です。意識するだけで、自ずとチームワークも上がっていきます。
人数有利の活かし方
火力でごり押し
これがシンプルにして一番強いんです。うまい人でも急に敵が二人飛び出して来たら、よくて一人落とせるくらいです。一人では出せるDPSに限りがありますし、弾数も限られます。スーパープレイでも出せない限り勝てません。この時有利側で注意しないといけないことは、同時に顔を出すということです。どちらかが早く顔を出してしまうと、それは1対1を2回やっているのと変わりません。
情報量の違い
人数が有利ということは、目の数耳の数が相手より多いということです。つまり、どこが安全で危険か、より正確な情報が多く得られます。そうすると広い範囲でポジションをとることができ、敵を挟み込む位置取りや、敵が少ないほうを責めるといった作戦を取りやすくなります。ここから、火力のごり押しに繋げられるという訳です。
人数不利の戦い方
人数が不利というのは、敵よりも貧弱な体、弱い武器で戦うのと一緒で、正攻法では敵いません。絶対に正面からは戦わないように徹底します。弱者として搦手に徹底しましょう。
ばらけず固まる
ただでさえ人数不利なのに、ばらけて動いてしまうと、さらに人数不利な状況になります。常にお互いをカバーできる位置取りをして、スイッチ(前線を交代すること)や、一緒に逃げるといった行動をとれるようにしておきましょう。人数が少なくなったことで、目立たず素早く移動できるようになります。そこを利用して、動き回りつつ逆転の目を探します。
地形を利用する
人数不利など関係なく戦える地形があります。例えば高所を取っているとき、敵が昇ってきたタイミングでは一時的に人数が同じになることがあります。例えば道が狭くて一人ずつしか通れない道などは、敵が一直線に重なるため、実質人数有利になることがあります。そうした地形を利用して、待ち伏せや、クロスを組む(敵に対して左右から挟み込む陣形)と、こちらの損害を最低限に抑えつつ、ワンピック取ることができます。それを同人数か人数有利になるまで続けます。
足止めに徹する
敵を倒しきるのだけが勝利条件じゃない時は、ひたすら時間を稼ぐという戦い方もできます。スキルを使って道を塞いだり、敵が詰めてきたら足止めしつつ逃げたりします。生きているだけでプレッシャーを与えられる場合は、そういった方法で耐えるのも立派な戦術です。生きてるだけで偉い。
一発逆転の目を狙う
敵を一瞬で倒せる武器や、大きなダメージが期待できるスキルなどがあるなら、そちらに賭けてみてもいいです。ただし、AIM力が必要だったり、練度が必要だったりと、安定しないのであれば、頭を使った戦い方も鍛えましょう。
たまに人数の有利不利を考えずに動いていそうな方を見かけます。有利を意識すると、もっと簡単に勝てるようになるし、不利を意識すると、そんな無謀な行動は取らないだろうに、なんて思ってしまいます。常に意識できている人は本当に堅実で偉いプレイヤーです。
人数というのはチームの戦闘力に大きく関わってくる問題で、そこをどう奪い合うかで高度な読み合いや作戦の応酬が起こっています。それだけ人数差は覆しがたい有利不利なんですね。同人数の時には無数の作戦がありますが、人数差ができると方向性が限られます。だからこそ練度が上がりやすいと言えます。慣れてくると案外、いろいろな戦法があることに気付くでしょう。今日書いたのは、実はまだまだ一部分です。