5.20 リリイ

はたまた、日付を超えてしまいました。

僕はクリープハイプというバンドが大好きで、
気づけば彼らの太客となっていました。

だから毎週、TBSラジオのActionという番組で、クリープハイプのボーカル、尾崎世界が担当の回を聴いています。 

今日そのラジオ番組を聴いていると、尾崎世界観の口から「リリイ・シュシュのすべて」という映画の名が飛び出してきて、僕はしばらく脳味噌がバグってフリーズしました。

なぜなら、「リリイ・シュシュのすべて」は僕の中で1番の映画だからです。

90年代のドラマについて語るというコーナーで、尾崎世界観と同世代のゲストが出演していて、その一人の俳優、郭 智博がこの作品に出演していたようです。恥ずかしながら僕は彼が出演していたことを覚えていませんでしたが、彼はクリープハイプ の「寝癖」という楽曲のMVに出演していたことを知っていました。

好きなものと好きなものがつながっていた。そのことを知る瞬間て、関係のない今までの事情まで全て含めて納得してしまうほどの破壊力があります。

普段おすすめの映画について尋ねられた時に、「リリイ・シュシュのすべて」をすすめることができません。誰にも教えたくないとかそういうことではなくて、この映画はすすめられて観るものではなくて、本人が自ら観ようと思って観る映画だと思うからです。

ですが、今日はその破壊力に任せて、この映画を観て僕が感じたことをここに記録させていただきたいと思います。

青春といわれる時期の、痛い部分、危うい部分、弱い部分を全部剥き出しにしたような映像でした。「青春の色は」と問われたら、青や薔薇色と答えたら素直で素敵です。けれども僕は、どうしても真っ黒だと答えてしまいます。決して暗黒時代という意味ではないのです。青春は未完成で何も知らなかった僕に、多くのものが入ってきました。毎日がカオスでした。多くの色は混ざると黒にります。だから、青春は真っ黒だと思うのです。

僕はこの作品を観た直後にこういったことを考えていました。

人におすすめするのはなんだか違うなという思いから、今まで僕以外の人がこの作品を観て感じたことや考えたことを知る機会がありませんでした。しかし、僕はずっとそれが知りたいと思っていました。
もしよかったら僕にきかせてください。



この映画に映画を受けた監督の作品の感想を書きました。良かったら是非。

「飛べない虫」

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