愛について〜トム・ハンクス夫妻に学ぶ〜
あっと相談室のGOです。私は結婚生活維持歴約30年。とても難しい概念とされている「愛」について考え続けてきた。そして、今から数年前だろうかやっと気がついた。
私は自己肯定感の低い妻を事あるごとに励ましてきた。もちろん私自身が自信に満ちあふれているからではない。なんだかわからないが励ましていた。だが、妻からはほとんど返ってくることはなかった。
私には結婚してから一つ決めていたことがあった。それは、絶対に配偶者に関する愚痴を他人(親も含めて)話さないこと。これもなぜそのように思ったのかわからない。そんな妻との生活の中で気がついた「愛」。簡単なことだった。
愛とは、『give &take』ただそれだけのことだと。何も難しい事ではないが、ひとつ問題がある。giveに対してtakeは同等の量や形又は質が求められるという事。しかも相手から直接的に素早く帰ってこなければならない事。なので本来はgive &give(アドラー心理学)が正解であろう。だが、いずれにしても見返りがなければ疲弊してくるのは間違いないと思う。しかし、艱難辛苦あったが、今では妻からの「愛」をおおいに感じることができるようになり幸せなのである。
さて、タイトルにある「トム・ハンクス夫妻に学ぶ」であるがここまで読まれた方の中には「釣りタイトルではないのか?」と、お思いの方もおられると思うが実はそういう側面もある。
だが、私達夫婦はトム・ハンクス氏のファンであり夫妻にエールを送るつもりでこの記事を書いた。夫妻は新型コロナウィルスに感染されたとのことで、そのコメントに「愛」を感じたからだ。
残念ながら奥様のことはよく存じ上げないが、トム・ハンクス氏の作品は好きなものが沢山ある。その中でも困難な状況から生還する系のものが好きだ。
アポロ13(1995) ターミナル(2004) 幸せの教室(2011) キャプテン・フィリップス(2013) ペンタゴンペーパーズ(2017) 他には、めぐり逢えたら(1993)ユー・ガット・メール(1998)等々(ハドソン川の奇跡(2016)は残念ながら未見なのである。)
幸せの教室(2011)や、めぐり逢えたら(1993)ユー・ガット・メール(1998)は生還系ではないように思われるが、日常生活における生還劇と言えるのではないかと思う。さて、今回の感染にあたってのコメントである。
ハンクスさんは自身のインスタグラムで、「私たちは少し疲れを感じていた。かぜを引いたときみたいで、体も痛かった。リタは悪寒が出たり消えたりを繰り返して、少し熱もあった」と症状を説明した。
「いま世界中で求められているように、正しく対応するため、新型コロナウイルスの検査を受けたところ、陽性反応だった」
「私たちハンクス夫妻は公衆衛生と安全に必要な間は、検査を受け、経過観察を受け、隔離され続ける。1日ずつそうするだけのことで、そんなに大変じゃないよね」
(引用元 https://www.bbc.com/japanese/51847490)
どうだろう、このコメントに「夫婦愛」を感じるのは私だけだろうか?もちろん私が直接取材したわけではないし、原文を読んだわけでもない。さらに、ニュースサイトによってはその訳も微妙に違う。でも、夫婦で事実を受け入れそれに冷静に対処する感じが伝わってくる。新型コロナでは亡くなられた方や治療中の方も大勢おられるが、ここでは、トム・ハンクス氏とリタ・ウィルソン氏お二人の生還をお祈りしたいと思う。
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