【まとめ】2022年にできたパブリックアート
こんにちは、＠ARTです。
もう2022年もあとわずか。今年もたくさんの作品が作られ設置されました。
その全てを見に行けたわけではないですが、見に行った作品の一部をご紹介します。年末年始にぜひ立ち寄ってみてください。
【5月】白川深紅 / 恵比寿駅高架下壁画
5月、JR恵比寿駅高架下の壁画がリニューアルされました。一般公募から選出された白川深紅さんによる壁画。「恵比寿様」や「七福神」「タコ公園」など恵比寿にちなんだモチーフが明るい色でぎっしりと描かれています。
白川深紅 / 恵比寿駅高架下壁画
【6月】舟越桂 / 私は街を飛ぶ
今年6月、50周年を迎えた「丸の内ストリートギャラリー」は、三菱地所株式会社と公益財団法人彫刻の森芸術文化財団による、丸の内仲通りを中心に、世界で活躍するアーティストの彫刻作品を展示するプロジェクトです。
筋目の50周年ということで、4年ぶりに新作の設置や、一部作品の入れ替えが行われました。
その一つが、静謐な人物像を作り続ける彫刻家・船越桂による初の着際されたブロンズ作品です。あまり公共的な場所への作品は少ない船越氏の作品を見られる貴重な場所となっています。このほかにも19作品が設置されていますので、散策してみてください。
【7月】バリー・マッギー / 無題（つむぎロード）
名古屋市を中心に、7月～10月にかけて開催された国際芸術祭「あいち2022」。会場の一つである一宮市役所向かいの公衆トイレ壁面に制作したは、幾何学的なモチーフや、様々な素材で制作するグラフティ・アーティストのバリー・マッギー。街の空気を変える力を存分に発揮していました。
【8月】NiJi$uKe（土居虹亮）/ UENO ART WALL by NiJi$uKe / curated by NOMAL
JR上野駅公園口改札内にある駅通路の壁面にウォールアートが制作されました。描いたのは、色鮮やかな動物をモチーフしたアートを手がけるNiJi$uKe（土居虹亮）氏で8月中に公開制作を行いました。
幅17ｍ・高さ3ｍという大きな壁面いっぱいに様々な動物たちが描かれ、上野駅を鮮やかに彩っています。来年の干支も新たに追加されたとか、ぜひ現地で確かめてみてください。
【9月】吉岡徳仁 STAR Light for peace
再開発が進む東京駅八重洲口。今年9月、一部が先行してオープンした東京ミッドタウン八重洲正面エントランスに設置されたパブリックアートです。2000本以上のミラーステンレスバーで構成され、躍動感ある作品となっています。同所には、他にも栗林隆、中西信洋の作品も設置されています。本オープンは2023年3月ですので、楽しみに待ちましょう！
吉岡徳仁 / STAR Light for peace
【10月】日比淳史 / 間合いの地
「アートの島＝天王洲アイル」を舞台に、壁画や立体アート展示による国内最大級のMURAL PROJECT「TENNOZ ART FESTIVAL 2022」が開催されました。今年も継続作品のほかに新規に12作品が設置されています。
本作品は鉄の持つ時間性をコンセプトに、支え合う2つの鉄の造形物が危ういバランスで立ち、文明社会のあやうさをイメージしています。夜はライトアップされるというので、昼間とはまた違った表情が楽しめます。
【10月】草間彌生 / 南瓜
2021年8月の台風9号の影響で破損した直島・草間彌生の屋外作品、《南瓜》。今年10月、復元制作され元の場所に再設置されました（写真は復元前の状態です、すみません！）。直島のシンボルともいえるこの《南瓜》のある風景が戻ってきたのは、喜ばしいニュースでした。
また、草間彌生はルイ・ヴィトンとも10年ぶりにコラボレーションするなど、その精力的な活動は止まりません。
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/stories/lvxyayoikusama
今年は、＠ARTもパブリックアート・データベースβをリリースし、このnoteクリエイターサポートプログラムにも採択されました。また、美術解説するぞーさんのTwitterでも紹介され、多くの方に活動を知っていただけました。来年もまた多くの作品との出会いを提供できればと思います。
それでは、皆さんよいお年を！