街なかで鑑賞できるアメリカンポップアート【東京編】
こんにちは、@ARTです。
ロイ・リキテンスタインやロバート・ラウシェンバーグ等、1950年代後半にアメリカで登場したポップアートは、今でも根強いファンが多くいる人気のジャンルです。そんな人気アーティストの作品が、実はパブリックアートとしてで無料で観られることをご存じでしょうか?
今回は、都内で無料で鑑賞できる街なかのアメリカンポップアートを5つ紹介します。
【西新宿】ロイ・リキテンスタイン トウキョウ・ブラシュストローク Ⅰ・Ⅱ
5~6メートルほどの高さのあるこちらのパブリックアートは、手書きの筆で描かれたようなラインと、漫画のスクリーントーンのようなドットで構成された彫刻です。作者のロイ・リキテンスタインは、コミックのようなタッチを手書きで描く絵で有名なアメリカを代表するアーティストです。
ロイ・リキテンスタイン / トウキョウ・ブラシュストローク Ⅰ
ロイ・リキテンスタイン / トウキョウ・ブラシュストローク Ⅱ
【西新宿】ロバート・インディアナ LOVE
同じく新宿アイランドに設置されたLOVEの彫刻。西新宿エリアのシンボルとして有名な作品です。作家のロバート・インディアナは、言葉や文字を切り取って彫刻にした作品で知られ、LOVEの彫刻は、ニューヨークや台北など世界各地に設置されています。
【立川】ロバート・ラウシェンバーグ 自転車もどきVI
立川駅北口から北へ3分ほど歩いた先にある100以上のパブリックアートがミッシュするエリア「ファーレ立川」にある自転車の作品。これは、「コンバイン」と呼ばれる様々な日用品や廃材を3次元的にコラージュする絵画技法で知られるロバート・ラウシェンバーグの作品です。本作は駐輪場のサインも兼ねており、夜にはネオンで綺麗に輝く姿も楽しめます。
【立川】クレス・オルデンバーグ リップスティック
同じく、ファーレ立川の北端に設置された巨大なリップスティック。こちらはアメリカンポップアートの彫刻家クレス・オルデンバーグによる作品です。彼の作品は日用品を巨大化して日常の風景に出現させるインスタレーションが特徴です。
クレス・オルデンバーグ / リップスティック “Lipstick with Stroke Attached (to M.M.)”
【有明】クレス・オルデンバーグ 切っている鋸
最後に紹介するのは、同じくクレス・オルデンバーグによる東京ビッグサイト正門手前に設置された巨大なのこぎりの彫刻作品です。ビッグサイトのイベントに向かう際に目にした方も多いのではないでしょうか?実はこちらもアメリカを代表する作家のパブリックアート。のこぎりの下の方に目をやると、少しだけ地面が切られているのが確認できます。
クレス・オルデンバーグ / 切っている鋸 “Saw, Sawing”
いかがでしたでしょうか?これらのアーティストの作品は美術館の企画展だと毎回混雑していて落ち着いて鑑賞するのが難しいですが、街なかであれば自分のペースで落ち着いて鑑賞できます。
好きなアーティストに絞って作品を観に行けるのもパブリックアート鑑賞の醍醐味のひとつです。@ARTで公開しているPublic Art Databaseでは、本記事で紹介した作家以外でも様々な条件から作品を探すことができます。
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