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やっぱりICLをやめることにした話

2024年が始まりました。
今年は私にとって、いや我が家にとって変化の年。
仕事復帰まであと少しなのです(泣)

そんなわたくし、育休中にやりたいことがありまして、それは「ICL」
日本語名で「眼内コンタクト」と言われているやつです。

そこで眼科へ行き、ICL手術日の予約、ICLに係るすべての検査をしてもらいました。(2週間以上のメガネ生活の苦痛の毎日&検査時間の長さよ、、、)

がしかし!
結局、今回はICLをやらないことに決めました!
(メガネ生活頑張った意味)
(そして、全検査後に、ICLをしないことになった人は病院初らしく、検査にかかった費用の請求についてこれから検討するとのことでした)

ICLをやるか、やないか、、、

散々悩んだ中で、ネットの中の実際にやった方の声や眼科医の方の話がとても参考になったので、私がICLをやらないことにした理由も、どなたかの参考になればと思い、この記事を書くことにしました。

ICL(眼内コンタクト)に興味をもったワケ

そもそもなぜ私が、ICL(眼内コンタクト)をやりたいと思ったかというと、単純に、友人にオススメされたからです。
その友人も別の友人にオススメされてやってみたところ、やって本当によかったと話してくれました。

レーシックは、削った角膜がもとに戻らないというところに抵抗があり、レーシック経験者にオススメされても、やりたいと思ったことはないのですが、ICL(眼内コンタクト)には興味を持ちました。

主な理由は3つ

①可逆性があること
手術でレンズをいれても、万が一のトラブルや目の病気に対応する場合、レンズを取り除けば元の状態に戻せること。
(まぁ厳密には手術により目にメスを入れているため、傷口までは消せないけどね)

②長期的に安定した視力が得られること
リスクをおかして手術をするからには、簡単に視力が戻ってもらっちゃー困ります!!!

③防災リスクになること
もし大災害が起こった場合、コンタクトや眼鏡に頼らないと命すら危ない今の状況に、以前から不安を感じていました。
その不安を解決してくれるのはコレだ!!と大発見した気持ちに(笑)

ICLにはその他にもメリットはたくさんありますが、私が特に心惹かれたポイントは上記の3つ。


小学生からコンタクトをしているため、コンタクトは私の中では体の一部。
(小学生の時から右目0.03 左目0.1で、現在は右目0.01  左目0.02)
だから目の中に常にレンズを入れているなんて、、、と思われる方がいる中で、私は、コンタクトを本当に体の一部にできるなんて最高じゃん!!とすら思いました(笑)

また値段についても、衛生面やズボラな性格を考慮し、日頃から割高なワンデイコンタクトを使用している私には、トータル的に見ても躊躇する理由にはならず。

唯一悩んだのは、手術した結果、失明したり、視力が著しく低下したまま生きていかなければいけなくなったらどうしよう、、、という点。

これはみなさん同じですよね。 

手術である以上、リスクは少なからずある。
そして視力というのは失うには、デメリットが大きすぎます。

自分の意志で、健康な目にメスをいれる。
今のコンタクト生活でも、そりゃあ多少の不便はあるけど、十分快適に暮らせているのに。

とまぁ悶々と悩みましたが、リスクを理解した上で、手術を受ける決意をし、手術日を予約し、ICLに係る全ての検査を行いました。
(2週間のメガネ生活辛すぎ。検査時間長すぎ)

今回ICLをやめるきっかけになった看護師さんとの会話

たくさん悩んで調べて、やっとリスクを受け入れた上で、視界がクリアで快適な未来の生活を手に入れようとしていたのに、、、

検査中の看護師さんとの会話で、今回はICLをやらないでおこうという結論に至りました。

ちなみに、検査結果に問題があったとか、私の眼にはICLが向いていないとかいう理由ではありません。
(むしろ私の眼は乱視が強すぎて、コンタクトではカバーしきれないため、乱視矯正のためにはICLがよかった)

じゃあ、なにが私の中で、ひっかかったのか。

それは「老眼」です。

目の中に入れるレンズの度数の検査中に、看護師さんから「40代頃から老眼が始まるからー」という言葉に衝撃を受けました。

え?老眼ってそんなに早く?!
老眼は60代の話だと思っていた無知な私。
(だって周りの40代で老眼鏡してる人いないんだもん。みんな強がって老眼鏡かけてないだけ?!)

40代って、、、
いやーん、もうすぐやん!!!
(はい。30代、アラフォーです)

ここで老眼を意識したことのない若者たちへ、老眼情報を少し。
・老眼とは、40代頃から始まる目の老化現象(誰もが避けては通れない)
 45歳頃から老眼を意識する人が多い
・ピント調節において重要な役割を果たしている「水晶体」の弾力性が低下することで、手元を見るときに必要な調整ができなくなる
(遠くは見えるのに、手元は見づらい状態に)


私は小学生のころから遠くはもちろん、手元も見えなくて。
(裸眼では、本も読めない)
だから、遠くは見えるのに、近くは見えないという老眼の症状がピンとこなかった。
でも、看護師さんの丁寧な説明を聞いて、
ICLをしても、老眼が始まったら手元が見ずらくなってくるため、手元を見る時だけ老眼鏡が必要だと理解。(ちなみに今のままコンタクト生活でも、コンタクトをつけたまま、手元を見るときは老眼鏡を使うことになる)

私はメガネが嫌いで、コンタクト生活をしていく中で、やっぱりメガネに頼らなきゃならない時間(寝るときなど)や時期(コンタクトができないとき)はあるわけで、それが嫌だった。
ICLなら、いつ何時もメガネに頼らず生きていけることが最大のメリットだったのに、、、

あ、でも1つ朗報。
私は近視が強いレンズを使うため、メガネをかけると目が小さくなるのが嫌でしたが、老眼メガネは、レンズに拡大鏡のような効果があり、かけると目が大きく見えるんです。

看護師さんから、「老眼鏡をかけ渋っていた患者さんが、老眼鏡をかけてみたら、手元はよく見えるし、目も大きく見えるしで、老眼鏡を手放さなくなった」というエピソードを教えてくれました(笑)


今回ICLをしないけれど


話は脱線しましたが、老眼の兼ね合いで、ICLは年齢があがるにつれて得られるメリットが減っていくんです。
私は30代後半なので、得られるメリット(コンタクトなし・メガネなし生活)を享受できる期間としては、短くもないけど長くもなく。
それと手術のデメリットをあわせると、手術自体を迷ってきました。

ICLに係る全検査を終え、手術日の予約もとっていましたが、一旦持ち帰って家でゆっくり考えさせてもらうことに。

その後、ネットでいろいろ情報を得ていく中で、老眼用ICLがあることを知りました。目の中に入れるレンズが老眼に対応したレンズになります。

そうして、私が出した結論は、
今はICLをせず、老眼がきてから、老眼用のICLをしよう!です。

そうすれば、老眼がきてもメガネ生活を免れる(はず!私の希望的推測)

眼科医に確認したところ、老眼用のICLはあるにはあるけど、まだ微妙な感じでした。
でも、私の老眼まで後10年ほどあるし、その間にレンズの向上やICL実績も見込めると信じて、老眼が来るのを楽しみに待つことにします(笑)


読んでいただき、ありがとうございました。

私がたくさんの方の経験談や考えを参考したように、私の経験がICLを検討しているどなたかの参考になれば嬉しいです。



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