内側との会話シリーズ「動機」
一週間に一時間しかない「一人の時間」は、今週も無駄に終えてしまった
もうこれで何回目か
やろうと思うことはたくさんあるのに、体がやろうとしない
私の内側が、何だか抵抗している
私は日記を書きたいのに、それなのにここ2週間書けていない
毎週、毎週、書こうとしては漫画を読んでいる
もう徹底的に「なんで書けないんだろう」という心の複雑な動きに標準を合わせて紐解いてみた
なんだか内側の私が、こういっている気がする
以下、会話の妄想
「お前はそのやろうとしていることをやって、どうなりたいんだ?もしかして素晴らしい人間になれそうだとか、憧れている人に近づけるんじゃないか、なんて思っていないか?」
「自分を動かすための動機がそんなものでいいと思っているあたり、甘い」
「残念だがお前がなりたい未来のイメージとお前がやろうとしている行動は噛み合っていない、正確に言えば自分の中の動機から行動までの情報伝達が成されていないからうごいけていない」
「お前が話を聞いたり読んだりして仕入れた“素晴らしい人間になれそうな行動“のソースは、あくまで他人由来だ」
「素晴らしいという結果を既に他人が出しているから素晴らしい人間になる保証があるように見える、だがそれを自分が行うためには動機もやり方も自分仕様にしなければいけない、それが自分に落とし込むというもの」
「なのにお前はそのカスタマイズをサボり、他人からダウンロードしたまま使おうとしている、だから今自分の体と心の中でバグが生じて実施できていないんだよ」
「お前がイメージしている素晴らしい人間…とまでは言わずとも、今この瞬間に思い浮かべる“こうなっていたらいいな“というお前自身の未来はどんなものだ?」
「そこにまず気持ち・心の標準を合わせてから行動をするんだよ」
「行動は一見ダウンロードしたものと同じでもいい、だけど最低限、気持ち・心はオリジナルにしておかなければならない、それが動機だ」
「お前は今、動機がないのに行動だけ模倣しているだけなんだよ」
「最初はそれでもいい、それでも行動できる」
「だけどお前は機械ではない」
「お前は感じるし、考えるし、生きている時間その時々の気分というものがある、やりたくない日もあれば、別にそうではないけど他にやりたいことがある日というものもある」
「だから他人から得た素晴らしい行動や習慣も、模倣しただけのものを長期間ただただ繰り返すことというのは、実は難しいんだよ」
「お前には本当は“こうなってたらいいな、こうなりたいな“というイメージがあるんだよ、あるからこそその行動習慣を持っている人に憧れたし、取り入れたいと思ったんだよ」
「そのイメージをもっと具体的にしてみるんだよ」
「細かく言えば、他人を見てこうなりたいと思ったイメージをトレースして、自分に当てはめてみるんだよ」
「憧れているけど似合わないと謙遜しているうちは、当てはめができていない」
「きっと何かを得たかったはずなんだ、それを得てどうなりたかったのかは、イメージをしつつしっかり言語化して、脳に理解させた方がいい」
「そしてその行動をしている時、自分の感覚のコアな部分で、何が渦巻いているのかを感じるんだよ」
「嫌でも好きでもいい、燃えているのか、冷えているのか、生まれているのか、消えているのか」
「何も感じないものに価値を感じてリピート行動するほどお前はそんなに暇じゃない、何かを習慣にしたいのであれば自分の中で芽生えている感覚的なものに目を向けろ、それはポジティブなものでなくてもいい」
「わからないのであればもう一回やってみろ、忘れているだけかもしれない、それはもう何も考えずに実行しろ」
「ちゃんと感じろ、もう一回やりたいのかどうか、何かが芽生えているのかどうか」
「そしてそれは、瞬間瞬間で更新されていく“自分のなりたい姿“に繋がるものなのか、思いを馳せろ」
「繋がっていなくていい、思いを馳せるだけでいい、目を向けるだけでいい、答えはその繰り返しの後に出るから今はまだ気にしなくていい」
「お前は日記を書くという行為に、くだらない雑念が多い」
「続けられない自分はダメだとか、そんなことも続けられないなんてダメになってしまうとか思っている、どうでもいい」
「そういうものを抜いて、純粋に日記を書くという行為と向き合え」
「向き合うことは、自分を感じること」
「やれ」