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【衆院選24】今後起きそうなこと予想

今回はあまりまとめずに、スピード重視でnoteします。

衆議院選挙が終わり、自民公明合わせても過半数に届きませんでした。

この結果を受けて今後政治で起きそうなことを予想で書いておきます。

筆者の勝手な予想なので当たるかどうかは責任持ちません(笑)

各党の議席数がわかるようにNHKのサイトです↓


可能性1 自公+維新•国民民主で政策ごとに協力

一番ありえそうなパターンです。
まずは、自公政権を維持するために、首班指名で維新と国民民主に協力してもらうパターンです。

自民党と公明党の議席を合わせると215議席で、過半数の233までもう少したりません。ここに維新の38議席か、国民民主の28議席が加われば過半数がとれるので首班指名を乗り切れます。

ただし、首班指名で協力して貰うので、代わりに維新や国民民主の政策を実現するために、自民党も両党に譲歩する必要が出てきます。

今回の総選挙からは維新が公明党候補のいる関西の選挙区に候補者を立てており、公明と維新の関係が悪く、維新は乗りにくいかもしれません。

国民民主は積極的に与党との協議に加わったり、予算案に賛成するなど、公約の実現を優先した動きをしているので維新よりは協力しやすいでしょう。

実現すれば、引き続き石破総理は続投できますが、政策面では野党に譲歩せざるを得なくなり、不安定な政権運営が続きます。


可能性2 維新・国民民主を連立内閣に加える

2つ目は閣外から協力してもらうのではなく、連立内閣として取り込み、与党の一員となってもらうパターンです。

可能性1よりも強固に協力してもらうパターンですね。

前述のように維新と公明の関係が悪く、乗りにくい可能性はありますが、大臣ポストを優先する場合は参加できるかもしれません。

ただし、維新も国民民主も批判を浴びる自民党と同じように見られるリスクはあります。


可能性3 国民民主に総理を譲り、自民が政権にとどまる

実は90年代に今回の選挙と同じように自民が第一党でありながら過半数は取れなかったことがありました。

その時は自民党と共産党を除く全政党で連立し、細川内閣が誕生したのですが、わずか1年ほどで瓦解、その後犬猿の仲であった社会党と連立を組み、与党に復帰した経緯があります。

主張がまったく異なる社会党と連立を組むことで政権に復帰したことがあるので、自民党は政権を維持するためにはあらゆる手を使うといっても過言ではありません。

まして、今回は国民民主党は社会党のように思想的に大きく自民党と異なるわけではありません。

国民民主は連立与党に加わることに後ろ向きかもしれませんが、自民党は総理の椅子を餌にするかもしれません。

もし、こうなった場合は国民民主党は総理の椅子という守るべきものが増えてしまうので自民党がキャスティングボートを握れるというしたたかな戦略がとれます。


可能性3 自民党と立憲民主で大連立

今後を考えるとあまり好ましくありませんが、自民党と立憲民主党が大連立を組むという構想もありえるかもしれません。

両党の議席を足せば余裕で過半数を超えます。

立憲民主党としては与党入りできるので情報を得たり、政権運営の経験が積めます。

ただし、ドイツなどでは、大連立を組むことで与党も野党も同じ穴のムジナとみなされ、極端な主張をする人たちの支持が集まった要因と見られています。長期的にみればあまり好ましくないでしょう。


可能性4 野党に政権交代

立憲民主党は「政権交代こそ、最大の政治改革」というスローガンを採用していました。

立憲が他の野党の協力を得れば政権交代可能ですが、立憲の獲得議席は148なため、過半数には維新・国民民主・共産・れいわなど、幅広い合意を得なければなりません。

そして、たくさんの勢力の協力が必要になればなるほど、それぞれの主張を調整しないといけないので、政権運営は不安定化します。


まとめ

ここまで触れていませんが、あくまで過半数は政権を維持できるかどうかのラインです。

安定した政権運営をするには国会のすべての委員長ポストを取りつつ、委員も過半数を占めれる絶対安定多数(261議席)というものがあります。

絶対安定多数はおろか、単独で過半数をとれる政党がない以上、政治が今よりも不安定化することは間違いないでしょう。

欧米に比べると日本の政治は長く安定していた期間に入っていましたが、これから起きるかもしれない有事に備えられるかどうかが注目です。

政局ではなく、政策を重視するべきだとは思いますが、今回のようなケースはどうなるか気になりますね。


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