サスティナブルな消費を意識していきたい。
保育士育休中で3歳と1歳の息子の母ちゃんをしています。
環境への配慮の意識の高いフィンランドでは、「クリーニングデイ」という日が年に2回あるとのこと。
全国の講演や歩道や中庭が巨大なフリーマーケットに変身するイベントです。
家の中の要らないアイテム(古着や食器、おもちゃなど何でも!)を他人に売ることで、自宅を一掃(クリーニング)しましょうというわけです。
このイベントは、「配慮した消費(新品でなく中古を買う)」というコンセプトに加えて、こんなメッセージも。
・非倫理的なやり方で製造された、安くて粗悪な衣類には未来の買い手はつかない。世界では毎年8000億枚の衣類が生産され、そのうちリサイクルされるのは4分の1、残りはすべてごみとして埋め立て地域になるか、焼却処分されている。
心が痛みます。
不相応の賃金で働かされた人たちによって作られたり、環境に良くない方法で作られたりした衣類を、「安いから」と私たちは何の気なしに買い、捨ててしまっています。
・良い商品を買えば長持ちするし、常に次の買い手が現れる。より倫理的で質の高いモノを、より少なく所有しよう。
クリーニングデイのコンセプトやメッセージを心にとめ、物の購入を検討するときに、よく考えたいと思いました。
・本当に必要なものなのか。他のもので代用できないか。
・その商品は使い終わった後どうなるか。人に譲ったり、売ったりすることはできるか。
・新品でなく中古でもよいのではないか。
・企業の宣伝やAmazonの高レビュー商品から選ぶのではなく、持続可能な良い商品を選んで、少しだけ買う。
・長く使えるものを買い、いずれごみ箱行きになる安物をたくさん買わない。
そして、家で不要になったものは
・人に譲る、売る、リサイクルに出す(極力ごみとして捨てない)
こんなことを考えて、衣類、小物、雑貨などどんなものの購入でも、サスティナブル(持続可能)でエシカル(倫理的)な作り手に思いを馳せ、検討していきたいと感じています。
そして、こんな風に考えて物を買うこと、物とお別れすることなど、物との向き合い方を子どもたちにも伝えていきたいです。
食育的な”物育”かな。
少ないものを大切に長く使う「レス・イズ・モア」の気持ちも。