[詩歌]あなたとの9年(試作)
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私はスプラ1の持ち武器がスピコラとスクイクβの2つでね。
スピコラは全体的に使ってて、スクイクは特にホコでよく使ってた。
人速で相手の弾を交わしつつチャージショットを決め、縁の下の力持ちかついざという時に輝いてくれる一確のトラップと、圧倒的射程差も不利状況も押し返せるスパショと共に。
でもそんな愛おしい日々も変わってしまった。
いつだろうね……5年前くらいかな。
安全靴が消え、新たな武器が増え、既存の武器にも個性が求められる時代。
そんな彼女が選んだ道は空中チャージ。
攻防備えた良い選択だと思う。
でもそんな懸命に戦う彼女の姿に私の感情は刺すような痛みを感じたんだ。
互いに何かを言うこともなく、疎遠になり、幾らかの寒さと暑さが通り過ぎた頃。
また新たな時代が訪れた。
この舞台でも彼女は彼女らしく生きるつもりらしい。
更に新たな武器も増えたけれど、そこまで窮屈な思いはしていないみたい。
αちゃんは変わらないね、昔から。
皆を守り、支え、自ら立ち向かう意志を持つ。強い子だよ。
そして私の……
大きな塔に居た時も、四角形の広場にいた時も。
あなたは活発に動いていたね。
今、あなたは……楽しい?
戦って、勝って、負けて、楽しんでる?
なら、私から言えることはないよ。元気でね。
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1で溺愛し、2で心のすれ違いを感じ、3でお互いを意識することも無くなってしまった。
未だあの頃のあなたへの大きな感情を忘れられないでいる1人のイカのお話。
衝動数分クオリティだからいずれブラッシュアップさせたい。