シンプルイズベスト　だが　なぜそれをできなかったんだろう

色合いが気に入って買ったPatagoniaのリュックだが
どうも蓋の位置とかポケットの位置が気に入らなくって
使いづらいけど手放せなくてイライラして
ある日　蓋を切り取ってみた

するとガバーっと開いちゃって
紐でしばっても　閉まりきらず
半開きで　具合が悪い

口のところにファスナーつけてもらおうと
リフォームにもっていくも
採算が合わないので却下

クリップで口をとめたり
いろいろしてる

それ以外にも　このリュック　ほんと厄介で
ショルダーとかもずってくるから
チェストベルトみたいなのも買ったり
もはやなんだか腐れ縁みたいな
かんじになっちゃってるけど
手放せなくて・・・

そんな中　口のところを止めようと
ヘアクリップをつけてみたのだが
このヘアクリップも　なんだかへんてこりんな
デザインでクリップの側面に　ゴツゴツしたギラギラがついていて
それが　王蟲＠風の谷のナウシカ　みたいで気持ちが悪い
なんでこんな　気持ちが悪いもの　買ったんだろ　私
これ買ったのって　１５年以上も前だと思うんだけど
今日　そのゴツゴツを全部　ペンチとかで取り去った

とりながら　なんでこんなのつけたんだろ
つけるも地獄　とるも地獄じゃんとか
思ってたら　なんだか　思い浮かんだこと

☆資格試験のことを
わたしは良かれと思ってやってるけれど
これみたいに　なんか違うんじゃない？
いらなくない？　なことなのかもしれない

☆いやなこと自家発電説
”いやなことは結局自分が作ってるんだよ”
完璧とか理想とか　ないものを求めて苦悩する
人間の愚かさについて説いていた僧侶のはなし

☆いやなこと自分自身説
ファイルに残る過去の自分の画像を見てたら
その時　苦手だった人の面影を自分に感じられて
あれ　私のいやな部分を投影して
見せてくれてただけなんだなと　納得したり　

とにかく　自分のエゴみないなのが
王蟲のごつごつと一緒に
ぽろぽろと　とれていく感じだった

取り去ったら　すごくちっさくなって　
王蟲からナメクジになったくらいの　
なんとも　心許ない物体が　そこにあった

シンプルイズベスト　だけど　それができなかった
こわかったんだ　丸腰で生きるのが
だけど　なんか　そういうの　
やめたほうがいいんじゃない？って
いわれてる気がした　虚飾でしかないし
恐れからじゃなく　愛からいきよう
本音に向かって　本気で生きてくれ　私