建築業界の未来を探る:建設DX展に行ってきました
12月、東京ビッグサイトで開催された JAPAN BUILD ~建築の先端技術展~ に参加し、 建設DX展 を見学してきました。この展示会は、建築業界における業務効率化や生産性向上を目指す最先端の技術や製品が一堂に会する場です。
今回は、会社全体の業務改善に活かせる情報収集に加え、自分自身の業務進化につながるヒントを得ることを目的として行ってきました。
印象的だったソリューションたち
展示ブースには、最新の建設DX関連ソリューションが盛り沢山。
その中で特に印象に残ったのは次のような製品やツールです:
生成AIを活用した教育関連ソリューション
ベテラン社員の知識や経験を若手に継承することを目的とした製品が多く、「ナレッジの共有と伝達」がテーマでしょうか。建築の基礎教育プログラム
現場で使える安全教育動画アプリ
知識共有プラットフォーム
ドローンによるデータ活用ソリューション
ドローンで撮影したデータをもとに、3Dモデル作成や測量・分析を行う技術。上手に活用できれば、作業効率が大幅に向上する可能性を感じます。施工管理や安全管理のデジタル化ツール
現場での指摘事項を管理できるアプリや現場に設置し、情報を集約できるデジタルサイネージ。様々な情報を集約し、必要に応じて表示できるのは現場の代理人さんの負担減にもなりそう。
課題解決のために必要な視点
どの製品も、「働き方改革」や「人手不足」といった建設業界が抱える課題に対し、具体的な解決策を提供しているのが印象的でしたが、一方で、こうしたツールを導入する際には、以下の点が重要だと再認識しました:
自社が抱える課題を明確にすること
将来的にどうなりたいかのビジョンを描くこと
製品の効果や導入後の運用をしっかり検討すること
自社の課題を深掘りする必要性
DX、DXといっても、どこから、何を、どうやって手を付けて良いのか、多くの企業が試行錯誤しています。今回のDX展で感じたのは、自社内の各部署が抱える課題や目指す方向性を理解し、適切な解決策を選定することが、建設DX導入の鍵ではないかということ。それが何より難しいのですが・・・
未来の建築業界をリードするためには、最新技術をただ導入するのではなく、それを自社の強みとして活かせるよう、課題解決に向けた取り組みを継続していくことが必要なのだと感じます。
今回の展示会で得た多くの気づきを活かし、今後の業務に反映させていきたいと思います!