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新市場型破壊は身近なところで起こってるって知ってた?
クレイトン・クリステンセンは、『イノベーションのジレンマ』の他にも幾つかの著作を出版しています。その中でも『イノベーションへの解』は、破壊的イノベーションに興味を持ったならば、是非、読んでおきたい一冊です。
前者の『イノベーションのジレンマ』は、優良企業が破壊的イノベーションの前に屈する仕組みが解説されていました。一方、『イノベーションへの解』には、新製品や新規事業を発展させ、破壊者としてイノベ
破壊的イノベーションをマネジメントするには?
「いま注目、破壊的イノベーションってなに?」では、クレイトン・クリステンセンの破壊的イノベーションの仕組みについてふれました。本記事では、これをさらに掘り下げることにしましょう。
破壊的イノベーションに成功する企業と失敗する企業破壊的イノベーションに関して興味を引くのは、それに成功する企業がある一方、超優良企業でも失敗する場合があるということです。
例えば、現在のデジタルカメラ市場で大きなシェ
いま注目、破壊的イノベーションってなに?
市場が成熟化する中、現代ほどイノベーションが求められる時代はありません。そういう意味で、イノベーションに関して深く理解することは、将来のリスク・マネジメントを考える上でも重要です。
そこで本記事では、最新のイノベーション論の中でも特に注目されている、破壊的イノベーションについてふれることにしましょう。
起業家の顔を持つ経済学者クリステンセン破壊的イノベーションは、アメリカの経済学者でハーバード
えっ、競争のない市場を開拓するってどういうこと?
「もはや常識?、ブルー・オーシャン戦略をさくっと理解」では、ブルー・オーシャン戦略の基本的な考え方について解説しました。
ブルー・オーシャン戦略では、血みどろの競争が繰り広げられている市場(レッド・オーシャン)ではなく、未だ生まれていない市場、未知の市場空間(ブルー・オーシャン)の開拓を目指します。そのためには、差別化と低コスト化を同時に実現して、バリュー・イノベーションを実現することが重要にな
もはや常識?、ブルー・オーシャン戦略をさくっと理解
近年、最も話題になったビジネス理論を一つ挙げるとすれば、皆さんは何を推されますか。わたしならば「ブルー・オーシャン戦略」をまっ先に挙げるでしょう。
ブルー・オーシャン戦略は、フランスのビジネス・スクールINSEADで経営戦略論を教えるW・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱されました。2人はいずれも、ダボス会議で著名な「世界経済フォーラム」のフェローにも選ばれている実力者です。
血みどろ
アンビエント・マーケティングってどういうこと?
マネジメントの神様と呼ばれたピーター・ドラッカーは、マーケティングを
「顧客というものをよく知って理解し、製品やサービスが『顧客』に『ぴったりと合って』、ひとりでに『売れてしまう』ようにすること」
(『マネジメント(上)』P・F・ドラッカー著、野田一夫、村上恒夫監訳、1974年、ダイヤモンド社、P100)
と定義しました。
また、コトラーはこのマーケティング定義をもっと凝縮して
「ニーズ
ボトム・オブ・ザ・ピラミッドってなに?
インドのタタ財閥が超低価格な自動車として売り出したナノのことはご存知でしょうか。この話題はあちこちのマスコミで取り上げられたので、仮に自動車に興味がなくても、聞いたことがあるという人も多いと思います。
ナノは不要な機能を一切取り払い、その価格は20万円(実際には11万ルピーで21万円)、という破格値です。ネット上に多数掲載されている写真をみる上では、「安かろう悪かろう」という印象はあまり受けませ
進化し続ける「マーケティング3.0」とは?
マーケティング界で最も有名な人物といえば、誰しもフリップ・コトラーの名を挙げるでしょう。というか、コトラー以外の人物名を挙げるのが困難なほど、マーケティング界にコトラーの名は君臨しています。
コトラーには多数の著作があります。中でも近著『コトラーのマーケティング3.0』(2010年、朝日新聞出版)は、コトラーの最新マーケティング理論を理解する上で、必須の一冊と言えるでしょう。
以下、本記事では
えっ、マーケティング・ミックスってどういうこと?
「いまさら聞けない、コトラーのマーケティング」では、マーケティングの基本手順として、コトラーが提唱する「R→STP→MM→I→C」という五つのステップを掲げました。
これは、
①調査(Research)
②セグメンテーション(Segmentation)/ターゲティング(Targeting)/ポジショニング(Positioning)
③マーケティング・ミックス(Marketing Mix)
④実施(
いまさら人に聞けない!コトラーのマーケティング
マーケティングと言えばコトラー──。現代マーケティングの父とも言われるフィリップ・コトラーは、まさにマーケティングは切っても切れない深い関係にあります。
では、コトラーが唱えたマーケティング論とはどのようなものなのか──。
コトラーの名を知っていても、こうした問いに答えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。
本記事ではコトラーのマーケティング論を3本の論考でわかりやすく解説しました。これ