波の鼓
まぶしい日差し かき氷のはりついた舌 ひりひり熱い肌
思い切り遊んで ずんと疲れた身体
ベッドに横たえると、もう眠くて眠くて仕方ないのに
耳の奥から聴こえてくる ざざーん ざざーんというあの音
つられて身体がゆらゆら躍る
身体に残る波のリズムが 夢の世界へ誘っていく
◆波の鼓(なみのつづみ)…波の音を鼓、太鼓の音に喩えた言葉
子供の頃一日中海で遊んで帰ってくると、いつまでも身体が波に揺られ、耳の奥では波の音がするような、そんな感覚になったものです。
「波の鼓」といえば波の音を再現する楽器、オーシャンドラム。音響効果の世界では竹籠に小豆というのもよく知られた話です。
音だけでも再現したくなる、体感したくなる、海。
「波の鼓」は、その愛された音色をよく表した言葉のように思います。
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