見出し画像

【連載】難病SLE患者が大腸憩室炎をこじらせた闘病記(10)ストマ閉鎖術へ術前検査と電話にドキッ!!

こんばんは。連載の続き、いよいよ第十回になりました。イレオストミー(人工肛門)を閉鎖してもらう手術をうける決心がついたところから、続きを書きたいと思います。
前回はこちら>

10月下旬の手術(S状結腸摘出)でイレオストミー(人工肛門)になり、それから、3ヵ月が過ぎ、人工肛門を閉鎖(やめる)為の再手術ができる時期がやってきました。

いろいろ悩んだ結果、イレオストミー閉鎖の為の手術をうけることを決心しました。
実は、この悩みは、手術日の予約が入った後も続いていて、手術日が迫ってくる途中で、やっとこさ決心がついたぐらいでした。(悩みと決心がついた理由は、前回第9回の記事に書いてるのでぜひ読んでネ)

気分が滅入る術前検査

手術前には、大腸カメラの検査が待っていて、それもブルー(T_T)
「手術を受ける」って、、、
考えるだけでもブルーなのに、
検査もツライ

1回目の手術の時は、大腸憩室炎がひどくなりすぎて、
ほとんど腸閉塞状態で、激しく痛いわ、ごはんはずーっと食べられないわ・・・で

苦痛がひどすぎるし、
命に関わるぐらいになってるし、

手術も検査も、イヤだとか言ってられる状態ではなかったので
拒絶感がほとんどありませんでしたが、

今回は、

痛くもない、
ごはんも食べられる、
家でまぁまぁ快適に過ごせているのです。

そんな時は、大腸内視鏡検査だけでも、めちゃめちゃツライ。

まぁ、そんな心境の下、
検査の日程はくまれ、
その日はやってきて(一回キャンセルしてしまったけど)
検査は、淡々とすみました。

イレオストミーという、腸に穴が開いた状態での大腸カメラってものは
ちょっとだけ特殊?な状態だった。とだけ、簡単にご報告。

検査の結果、
手術に対して何も支障ない状態であることと、
大腸憩室は、手術して取ってしまったS状結腸だけじゃなくて、
上行結腸(右の腹)にもあるが、憩室炎は起こしてないから、気にしなくてよい、と検査後すぐに、検査してくれた先生から説明を受けました。

なお、手術は外科がしますが、
この大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、消化器内科の先生がされました。
外科の主治医から、依頼されて内科医が検査する形です。

検査の後日、外科の診察日があって、そこで
外科主治医より、再度説明をうけ、

「それでは、手術ができるので」と、

その他の検査予約も入り、
トントンと手術に向かって行きます。
その他の術前検査としては、

・肺機能検査
・肺と腹部のレントゲン
・心電図
・採血
ぐらいだったかと。

どれも問題なくて、3月初旬に入れられた手術日を待つばかりになっていたのです。

まだブルーだったけど。

病院からの電話に「ドキッ!?」

そんなある夜、
夕ご飯を食べていたら
珍しく家の電話が鳴りました。

不審に思いながら、
電話を見ると
病院からの電話じゃないですか!

何事かと思って出てみたら、
外科の主治医でした。

外科医>「手術の日程なんですが、、、ご存じのとおり、コロナが大変で、手術日を遅らせたいのですが」

と言う切り出し。

そう、その頃は、まだコロナ禍だったんです。

2022年の話です。

私は、ぼんやりと

私>「はぁ。コロナ増えてますもんね。病院も大変ですね」と、
この田舎でもコロナが増えて、病院が大変なんだなぁ・・・

病室足りないのか、
医師が足りないのかな・・・

そんな感じで受け止めていました。

私>「私は、ストマでも困ってないし、急がなくても大丈夫です。手術が混んでるんですか?緊急度の高い手術からしてあげてください」

外科医>「手術室は開いてるけど、ベッドがないかもしれない。申し訳ないです。また、日程決まったら連絡します」

って感じでした。

これで、
会話は成り立ってるんです。

でも、この会話、実は話は、違うんですよ。
驚きの事実が、私が入院した時に判明しました。

このころ、
私の手術をしてくれる病院が、ちょうどコロナクラスターを起こしてたんです。(テレビのニュースで報道されるぐらいで、ご近所さんは知ってました)

入院初日

私は、そんなニュースも見逃していて、まったく知らないまま、私は2度目の手術の為に、入院したらコロナ厳戒態勢のピリピリした病棟だった・・・(T_T)というひどい話。

で、手術前にコロナうつったらどうしよーーーって、ピリピリと緊張した状態での入院初日。

日曜日の午後1時に入院しました。

手術日の前日です。
入院日は、ほぼ何もすることがないので着替えて、寝てるだけ。

入院初日の、大きな事といえば、

・主治医から術前の説明があり、

・麻酔科の先生も病室に来て説明をしてくれました。

夜は、絶食なんだろうな・・・と思っていたら、

小腸で吸収される「サンケンクリン食」と書かれた

薄いコーンスープが出てきました!



おいしかったよー

この写真、この日、唯一の気分が上がる瞬間でした。

コロナのワクチンを一度も打ってない私*は、
コロナクラスター後のひっそりした病棟で
コロナ感染への恐怖におびえ、

手術前夜を
悲壮な面持ちで耐えていたのでした。
 (*ワクチン接種しかなったのは・・・薬アレルギーが多いので、
  主治医からも「ワクチン接種はしないでいいんじゃない」って
  感じで、しない方が安全だという空気感で過ごしていたのです)

明日、手術です。

どうなる?

今夜はこのへんで。次回は、手術当日の朝~術後の話に進みたいと思います。

つづく>


私の経験や心境をお伝えすることで、大腸憩室炎や人工肛門について不安を持たれている方、患者さんやご家族のみなさんに何かのお役に立てましたら幸いです。

前回(第9回)はこちらに

この連載の第1回はこちらです↓

●●●救急車を呼ぶ方が良いのか?それほどじゃないのか??と、悩む時は・・・
++++++++++++
救急車を呼ぶべきか、悩む時は
全国共通の「相談窓口」があります!
++++++++++++
【電話】
■小児救急電話相談 #8000(全国共通)
■救急相談センター(大人用)#7119(全国共通)
*注意*大人用は自治体によってまだ整備されていない地域が3割ほどあるそうです

【インターネット】
■全国版救急受診アプリ「Q助」(総務省)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate003.html



■ブログ管理人は、WEBショップもやってます!
通院やアレルギー、災害時に役立つアイテムを企画開発販売しています!
アスモスマイル>

ご来店お待ちしています♪

■ブログ管理人が、ほんまにほんまに死にかけた時の話
高度救命救急センターで命を助けてもらった時の、奇跡の物語が小説となりAmazonKindleで販売中です!
読み放題でも読めるので、ぜひぜひ読んでね。めちゃめちゃリアルな救急病棟のICUの中が描かれています。
主人公「友子」の頑張りを見届けてね!Primeleadingに選ばれました!
山中まる著『救命率2%未満』

~Amazonベストセラー獲得~


いいなと思ったら応援しよう!