体の変化と楽器の練習について
妊娠5ヶ月。妊娠判明前より+3キロくらい。
前回の妊娠の時の体重の増え具合とか、体の変化とか、もっと記録しておけばよかったなぁと思う。
前回より食欲がすごく増すということはなく、お店で出てくる一人前を食べ切るとめちゃくちゃお腹いっぱいで苦しくなる。少なめを回数分けて食べた方が良さそうだ。
今一番困ってるのはカフェインをやめられないこと。これは前回なかったことだなぁ。お酒は子供生まれてからも極端に量が減ったのでなんの苦も無いが、コーヒーや紅茶がたくさん飲めないのは悲しい。一応1〜2杯程度ならOKっていう文献も多いので我慢できなくて午前中に1杯だけ飲むことは多い。
今は明らかに腹筋に力を入れにくくなっていて反り腰になって腰痛、お尻の筋肉が凝り固まっている。
腹筋に力が入りにくくなると、演奏の上でも支障が出てくる。
支えがなくなると、だいたい大きな音やフラジオが出しにくくなり、それを補填しようとアンブシュアに負担がかかることがわかった。
負担がかかる≒力むだと感じていて音程が上擦ったり、のびやかな音じゃなくキンキンした音になりやすかったりする。
支えがなくなる、腹圧をかけられない、ということでもあるし、楽器を吹くのに適切で快適な姿勢を保つことができないということ。
だいたい猫背になり上半身、特にお腹側が縮こまっている。
そうすると特に高音の伸び、フラジオに支障が出る。
今は毎回演奏する前に体を整えるエクササイズをして、体が縮こまらないように意識しながら演奏するようにしている。
結局日常でもそれを意識できた方が、生活もしやすくなる気はしている。けどすぐ疲れを感じてしまうのも事実なので、本番の日へ向けて体力を調整しながら普段はゆとりのあるスケジュールで仕事や楽器の練習をしている。
体が疲れやすかったりして長時間吹き続けたりするのは困難なので、楽器の練習効率についてはより真剣に考えるようになる。もともとわたしは練習時間が少ないほうだとは思う。
基礎練習、たとえばスケールをやるときは「テンポがブレないための練習」にしたり「音程に気をつける練習」にしたり「指が力まないようにかつ余計な音が一切はいらないように」など課題を設定して練習したり(もちろん最終的には総合的に美しくスケールができるうようにする)。
ロングトーンでも音程なのか、音色なのか、発音なのか、伸びなのか、何を意識するかによって課題や見えてくるものが違うのでその日の気分で課題を設定して練習する。
曲の練習は音源があれば聴いて楽譜を見て、どういう風に吹くかイメージは頭の中でだいたい完成させる。
得意な部分や簡単だと思う部分の練習はほとんどしない。
自分の課題になりそうな部分と、リハーサルの時にニュアンスなど話し合いが必要そうなところはピックして練習しておいて、一曲まるごと通すことはしない。
でも、本番1週間くらい前には必ずプログラム全通しをする。
体力、ペース配分が体が日々変わっていくので自信がないから。残りの1週間で練習というよりかはペース配分のための調整をしていく。
結局妊娠していると短期間で顕著に体調や体の使い方が変わるから意識せざるを得なくて向き合うしかなくなるのだけど、普段からこの解像度で練習できたら本当に効率よく上手くなるんじゃないかなぁと思う。
どんな状況であってもそこから得るものってあると思う。それを自分のものにして今後のレッスンや誰かの役に立てたいな。
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