1/4『まちづくりって』なんだろね。season2 |おきな まさひと(合同会社visionAreal)
DAY5:行き着いたのは「地頭自治」
まちの中での小さな自己実現という自分ごとは、いつのまにか共感できる仲間たちと出会い、私たちごとになっていき活動や考えが広がっていく。しかし地域の活動を通じていつも「これで合ってるのかな?」という問いがつきまとう。正解がないまちづくりには常に違和感がつきものだ。
ここ数年わたし自身いろんな地域事業に携わらせていただき、勇気をもらえる場面がある。それは、その土地に暮らし関わる人たちが、自分たちのまちづくりに対しての口だけではなくて手足を動かし多様さを対話をしながら独自の考え方をつくりだしている人々のスタイルを持ったエリア。そんな人たちの放つ言葉にどうしても心が動いてしまうことが多い。その人たちは大変地道であり、非効率で大変泥臭くて生き物臭い。知識よりも意識を優先したり、解決よりも関係性を重視したりする。例え遠回りになる道でも、小さな納得感が持てる道を選び活動をしている。
こんなところに足を運ぶ度に、毎回毎回大きな発見がある。そこには変化に強い「考え方」や「共通言語」を持った地頭自治な人たちがいる。
コロナ期でも留まる事を知らず、むしろ勢いづくエリア。動ける足腰と未知の領域に果敢に踏み込む地頭が強い変えが効かない人たちとの関係でつくられる、そんなたくましいエリアにいつも憧れる。