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|dialogue #05-2|特定非営利活動法人 みらいぽすと(後編)


04 手紙を書いてくれた子ども達の反応

これまで活動してきた中で印象的だったことはありますか?

和寿:イベント参加時には、直接手紙を書く場面を見ることができるので、楽しそうに書いている子や、いやいや書いている子など、色々な表情が見れるのは嬉しいです。

万智子:子どもたちの手紙を見ていると面白いですね。ハガキに文字が一切かかれていなくて、昆虫の絵がでかでかと書かれていたり(笑)

和寿:封筒一面に色が塗られていたりなど、小学生の男の子のおふざけ感を感じるお手紙も、一つのいい味になっています。きっと将来届いたときに恥ずかしくなる事もあると思いますが、それもその時にしか感じられない感情を届けているので、きっと良い思い出になるんじゃないでしょうか。

イベントに参加した子供たちの反応はどんな感じ?

和寿:小学生くらいの子は期待いっぱいで、無事に届きますようにって言いながら渡してくれます。中には本当にとどくの?って疑っている子もいますが(笑)未来の自分に手紙を書くのは照れくさいように感じますが、本当にみんなキラキラしています。人に見せるわけじゃなく、自分にだからこそ書けること届ける想いがあるのかもしれません。とりあえずやってみるから始まった活動でしたが、夢と希望に溢れているなと感じます。

タイムカプセルを送る仕組み

05 全国から届けられる手紙

手紙の受入れは福岡だけ?

万智子:北海道から沖縄まで、全国からお手紙は届いています。一番多いのは神奈川や大阪、東北などで、むしろ福岡は少ないですね。コロナの影響でイベントの数が減ったので、今はお預かりする手紙の量が減ってきたのですが、それでも毎日問い合わせは来ますし、月に20件くらいは荷物のお預かりをしています。普段は別の仕事をしながらの活動になるので、なかなかこなせるキャパもあって手広くはできないのですが、手紙が届くのはとてもありがたいなといつも感じます。


06 今後の活動について

今後、どのような活動をしていきますか?

万智子:今は忙しくて、全然できていないんですが、海外の方に向けて手紙を届ける活動もしてみたいと考えています。福岡にもたくさん外国からの旅行者が来てくれるので、日本に来た思い出をお手紙にしてみたり。家に帰ったらその時の感動ってどんどん薄れて行きますから、その時の熱量が時間が経って届くというのは、きっと嬉しいんじゃないかなと思います。今は団体の引き継ぎで手いっぱいなので、まだまだ実現は先になりそうですが(笑)一緒にチェキで撮影して、その写真も送ったらどうだろうとか、やりたいことは沢山あります。

和寿:今でも多くはないですが、年に数回、韓国などアジア圏内に手紙を送ることはあるので、そのノウハウを活用できないかなって考えています。真剣に考えすぎると多分疲れてしまうので、責任を感じつつも楽しみながら活動していきます。

▲団体のイメージソング「こぼれる言葉」唄:まり花