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花のような友達。

昨日、自分の不思議体験を書いたんだけども、
友達のことで思い出したことがある。
まぁこれは不思議でもなんでもない、友達から聞いた話だ。

昔、主人の海外転勤でアメリカ北部ミシガン州の中小都市に住んでいた時だ。
ご主人が同じ会社に勤めている日本人の主婦仲間、友達のひとりにUさんという人がいた。
彼女は誰からも好かれ、愛される、可愛くて素晴らしい女性だった。
優しくておおらかで。大変な経験もたくさんしてきているのに、その表情はいつも柔和な笑顔。
明るくてよく笑い、感動すると涙ぐんで、交友も人種を問わず広く、アクティブで本当に素敵な人だった。

彼女といろいろ話していたとき、こんなことを言っていた。
「霊感のある友達が言ってたんだけどね、私って結構霊が寄ってくるらしいの。
 助けてくれると思って来るみたい。
 だけど私が全然気がつかないから、離れてっちゃうんだって(^∇^)」

私、思わず笑ってしまった😅
C子ちゃん(私は彼女をそう読んでいた)は確かに霊感がない。
だけど、ちょっと付き合えばわかる。彼女がどんなに優しい人か。
冷たい森の中で、焚き火を見つけたような。ほっとする暖かさを持った人なんだ。
おそらく霊達もそれがわかるから彼女に助けを求めてくるんだろう。
だがC子ちゃんのそのスッとぼけたニブさ?がまた可愛いくて、そこも魅力なんだよなー(*^ω^*)

と、思い出して書いてたら、久しぶりに左前方でパキパキ言ったぞ?(o^^o)
うんうん、キミ達も同じ意見か。(勝手に想像する笑)

C子ちゃんとはいろんなことを話した。
人気あった彼女は人付き合いが忙しく、ま子供のことでもいろいろ忙しかったから時間はそんなになかったはずなのに、私は彼女に惹かれてあらゆる経験や友達に関すること、内面のいろいろを語り、彼女の意見を仰いだ。
驚くべきことに、彼女も私を認めてくれていた。
「私はここに住んでる誰よりも、Y子ちゃん(私のこと)と話が通じる」
的なことを言われたことがあるから。
そして彼女にこう言われた。
「Y子ちゃんは自分で何も言えないと思ってるかもしれないけど、結構思ったこと言ってるよ」
これには、うわぁ!と思った。
我慢してばかり、と思っていたが、自分は言いたいことを隠してなんかいない。
相手にぶつけてる。
あたし結構自己主張してるのかもな、、、(-。-;
と思うと同時に、私のことをそんなふうにハッキリ言ってくれたことがたまらなく嬉しかった。
彼女の愛すべき指摘。
あの言葉、忘れられない。

C子ちゃんは私にとって聖母みたいな、逞しい友人であった。
彼女の失敗も目の当たりにしていたが、あまりに普通すぎて可愛くていじらしい。
見てくれに騙されそうになるが、彼女は非常に頭の良い、優れたひとである。
だが一番素晴らしいのは内面だ。
彼女自身がひとつ決断をしたときのとあるエピソードを聞いたことがあるのだが、そのミラクルさに喝采を贈りたくなる。
たとえどう転んでも彼女の根本は変わらない。
ああも暖かなオーラを持ち、能力を備え、人から好かれる人がいるのだと。思い知った出会いであった。

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