マスカットでどこの国の果物なの?
果物の女王 マスカット・オブ・アレキサンドリア。
一粒口に入れると、甘くてさわやかな香りがひろがり、
その高貴な味わいは、果物の女王の名にふさわしい。
ヨーロッパ?と思いきや、
実は、マスカットの原産地は、北アフリカのエジプト。
日本じゃありません。
ローマ帝国時代にエジプトのアレキサンドリア港から地中海各地に
ひろがったそう。
紀元前頃にはすでにエジプトで栽培していたといわれています。
エジプト、紀元前といえば
そう、世界三大美女クレオパトラも愛したといわれています。
そんなマスカットが日本に伝わったのは1886年明治時代。
兵庫県の播州葡萄園というぶどう農園から、
山内善男と大森熊太郎が岡山県に苗木と栽培技術を持ち帰りました。
当初、栽培は非常に困難を極めたが、
数々の試行錯誤の末、ガラス温室の採用などによって栽培に成功。
晴れの国とも呼ばれる岡山の瀬戸内気候も適していたのでしょう。
そして現在、マスカット・オブ・アレキサンドリアの生産量は
9割以上を岡山県が占めています。
ぜひ岡山県にお立ち寄りの時はマスカット・オブ・アレキサンドリアを味わってみて下さいね。
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