ホームスクーリングとギフテッド
ギフテッドとは?
「ギフテッド」という言葉をご存知でしょうか?
Twitterでのある一連のやり取りから新しい気付きをいただいたのでnoteを書いてみました。
きっかけはこちらのツイートを見て、私が以下のようにツイートしたことでした。
▼私のツイート
「ギフトというほどの能力は持ってない気もするし、でも当てはまる部分が多い気もするし…Giftedを自称するにはおこがましい気もするし、でもこの情報は知っていて損はない、という気がするわが家です」
▼これに対して、あるご意見をいただいたのです。
「おこがましいと思うのは何故ですか?」
うちの子はIQが飛び抜けて高いわけではありませんが、特性だけ見れば似ている部分もあるなと感じてツイートしたわけです。
ですがギフテッドをよく理解せずイメージだけで発した私の言葉が、人を傷つける結果となってしまったのです。
決して他者を批判する意図はなかったのですが、ギフテッドをよく理解もせず発言した事と、自分の語彙力の乏しさを痛感し、反省しました。
もしかしてこれこそが「ギフテッドに対する誤解」というやつなのでしょうか。
しかしここに、また違う方からご意見をいただいたことで、「おこがましい」と感じていた自分の気持ちを言語化して再認識することができました。
このご意見をいただけた事がとてもありがたかったと感じます。
「うちはギフテッドの特徴にかなりあてはまりますがIQは130もありません。
マイルドリーギフテッドと言えばそうかな…?と思うのですが、高IQの方の話をTwitter等で知るほどに次元の違う凄さを感じてしまって同じ『ギフテッド』と言う括りを使うのはそう言った方に対して失礼になりはしないか!?
などと考えてしまいます。
うちがギフテッドだなんておこがましいと言う気持ちはとてもよくわかります。
実際120と140では悩みの質も、似た部分もあり全く理解の及ばない部分もあるので。
なんと言うか申し訳ない気分になります」
そうなんです!
まさにこの気持ちでした。
このご意見をくださった方のおかげで、「マイルドリーギフテッド」というものを知る事もできました。
うちの子は高IQではないものの、凸凹の凸だけで言えば120以上ある部分もあり、マイルドリーギフテッドと言えるのではないかと思います。
「おこがましい」と感じるのはなぜか…
うちの子は普通の学校にも馴染めず、発達障害の療育の場にも馴染めず、この子に合った場ををずっと探し続けています。
興味に沿った学びでなければ適応できそうにないと感じていたので、ギフテッドのお子さんが実践されている学びのかたちを知って希望を感じたりもしたのです。
ですが、それに言及することに「おこがましさ」を感じてしまうのは「IQが高くないから」という思いがあります。
「ギフテッドの子達の学びの成果がすごすぎる…うちの子も同じように学んだとしても、とてもこんな成果は出せそうにない」と感じたのは事実です。
謙遜の真意
こちらのご意見をいただいて、もはやうなずくばかりの自分です。
自分の子=自分ではないので、謙遜したら否定になってしまうと思います。
ギフテッド教育が無い日本で、ギフテッドか?否か?はどちらでも良い話で
大切なのは、自身や我が子を否定(謙遜)しないで
出るかも知れない🌱芽を摘んだり踏んだり掘り起こしたり葉っぱや根を引っ張ったりせずに
どんな生き方をするかワクワク見守る事だと思っています。
ほんとにそうですよね。
私は先に謙遜しておくことで「もし成果が出せなくても仕方ない」と言っておきたかったのだと気付きました。
人と違う事をやって、成果が出せなかったら。
誰かに責められたら。
「ほらやっぱり」
「できもしないのに勝手な事ばかりするから」
「言われた通りにしないから」
私自身が傷ついた言葉たちが頭をよぎる…
また傷つきたくない…
それを避けるために謙遜していたなと。
ホームスクーリングの仲間として
そもそもの私の発言は、「ホームスクーリング」をする上でのヒントとしてギフテッドの情報が役に立つと感じての発言だったわけです。
今回の件で、ギフテッドかそうでないかの事実にこだわる必要はないと思えました。
はじめからIQが高いか低いか、成果が出せるか出せないかというふるいにかけて可能性を潰していくのもおかしな話だと思ったのです。
ギフテッドの子達がやっている「学びのかたち」が参考になるのなら、ギフテッドじゃない子が真似したっていいじゃないかと。
「特性」に注目して、うまく「その子の興味」を引き出したり取り組んだりできるようになりたいのは、ギフテッドでもそうでなくても同じ事ですよね。
「ギフテッド」の子達の取り組みはとても参考になるので、これからは謙遜してないで真似してみようと思ったのです。
まぁ実際にIQは高くないし、「やりたい!でもわかんない!」という歯がゆい場面も多々あります。
でもこれからは「できるかどうか」ではなく、「やりたいかどうか」で行動していけばいいや、と思えました。
「ホームスクーリング」の仲間として応援したい!
そんなTwitterの一連のやり取りから、この方と息子さんが取り組まれている「クラウドファンディング」を知りました。
3Dプリンター!すごく面白そう!
なによりも、8歳の息子さんのホームスクーリングを紹介されているこの記事は、うちの子も興味を持つものばかりでとても参考になりました。
こうしてホームスクーリングの取り組みを発信してくださる人がいることは、とってもありがたいことだと感じます。
だから、すごく応援したい!って思ったのです。
どうかこの挑戦を多くの方に知っていただき、「ホームスクーリング」を応援する気持ちが寄付として集まってくれたらいいなと願うばかりです。
いろんな子達の「ホームスクーリング」の取り組みを知りたい、それを参考にしてうちもやってみたい!
そんな輪が広がって、ホームスクーリングがもっと身近な選択肢になり、誰もが家庭でできる取り組みも増えていったらいいなと願っています。
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