「きらい」について思うこと
『はせがわくんきらいや』という絵本を読んで、自分が学生の頃「学校しんどい」と感じた理由が見えた気がしました。
この絵本は1976年、絵本作家である長谷川集平さんのデビュー作として出版されています。絵本の主人公である「ぼく」と同級生の「はせがわくん」の交流が描かれているのですが、「はせがわくんきらいや」と言う少年の正直で素朴な感情がひしひしと伝わってきます。その状況ならそう言いたくもなるよね、と滑稽にさえ思えるような、等身大で一生懸命な少年たちの日常が描かれています。「はせが