生産現場の課題と改善へのアプローチ
こんにちは。Udemyレクチャー講師のアスクねこです。いつもありがとうございます。こちらで明記しています添付資料などは、Udemyで公開する予定ですので、必要な方はメッセージをいただければ、お送りします。では、早速はじめていきます。
生産現場では、多くの課題があり、改善の余地があります。現場に何もかもの答えがあると考えても過言ではありません。
どのような課題があり、洗い出していく必要があるでしょうか。今回は、比較的な小規模な生産ラインを取り上げて、プロセス・フローの見直しと課題の洗い出しをしていく手法について、紹介したいと思います。
1.プロセス・フローの作成について、ご説明します。
現状のプロセス・フローを作成しましょう。現在、フリーソフトを利用して、様々なフローチャートが作成できるようになっています。例えば、インターネットでは、diagram.netというサイトで、様々な業務フローが作成できます。
2.リスク分析について、ご説明します。
プロセス・フローを描き上げたうえで、次にSWOT分析などを駆使して、どのような問題が発生しているのか、洗い出していきます。以下の項目は、主に生産部門及び品証部門の視点から、どのような問題があるのか、取り上げたものです。
諸課題をまとめたシート”Issue Analysis_Database”と個々の課題を可視化したシート”Issue Analysis_item1”、”Issue Analysis_item2”をリソースに添付しましたので、併せてご参照下さい。
【リスク項目の例示】
・ 生産計画部門が在庫を管理していない。
・ 品質保証部門は、完成品の品質管理を十分に行っていない。
・ 作業指示書がない
・一部の品質テストは手作業で実施されており、ERPシステムは導入されていない。
・原材料倉庫が生産現場から離れているため、受入作業を終えてから、フォークリフトで搬送しているが、生産時間のロスが生じている。
・ 営業部門は生産計画部門ではなく、生産部門に生産能力を確認している。
・ 適切な品質検査が実施されていない。
・ 溶接プロセスに関する適切な分析が行われていない。
・一部の技術図面が未作成のまま生産が継続している。
・一部のサプライヤーによる受入部品の品質が低い。
・ 品質記録が適切に管理されていない。
・ お客様の要望で生産工程を変更する場合、情報が品質保証部門に共有されておらず、品質への影響が分析されていない。
・ お客様からのクレームが品質保証部門で十分に管理されていない。
3.トップマネジメントへの報告の仕方について、ご説明します。
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