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【行ってきた!】イヴ・サンローラン展 見どころレビュー
こんにちは!マリゾウです。
先週始まったばかりの、イヴ・サンローラン展に行ってきました。
イブサンローランといえば、お馴染みのYSLのロゴですよね。
わたしは、ファッションは好きですが、
ハイブランドの商品そのものが好き、というよりも、
作り手さんがどんな思いで、仕事をしてきたのかを知ることが大好きです。
なので、こう言った展覧会は機会があると足を運ぶようにしています。
この展覧会を通じて、こんなメッセージを受け取ることができるよーと言うことを、わたしなりに3つまとめてみましたので、ご紹介したいと思います!
イブ・サンローランの子供の頃の作品が見られる
彼は、子供の頃から、絵を描くことがとても大好きで、イラストや、絵本などを見ることができました。
まだ10代に満たない子供なのに、すでに才能が爆発してまして、
天才は生まれながらにして天才
とわたしの語彙力ではコレが限界😭
彼は、クリスチャンディオールのアシスタントからチーフデザイナーに昇格し、ディオールで初めて作った服も見ることができます。
誰がきても「育ちの良いお嬢さん」な雰囲気を作れそうな可愛らしいドレスでした。
日本初公開のドレスなど262点を一挙公開
そして、ディオールをやめて、自身のブランドのファーストコレクションの代表作やドローイングをはじめ、
引退する40数年あまりの作品を次々にみることができるんですが、
これがね、圧巻です。
平面的なドローイングなのに、一目見るだけで
刺繍なのかプリントなのか、そして薄い生地なのかが感覚でわかるレベルまで作り込まれていて、
いかに彼がはっきりとしたイメージを描いて、ものづくりをしていたかが見て取れます。
イブサンローランの名言で、
私は常に、ファッションとは、女性をより美しくするだけでなく、安心感と自信をも与えるものだと信じてきた。
と言う言葉があるのですが、
男性の定番だったタキシードやサファリシャツなど
女性らしいスタイルに昇華させ、世の女性を熱狂させていきました。
ちょうど第二次世界大戦がが終わって世界が落ち着きはじめ、
女性の新しい生き方が模索されはじめた頃と重なっている時代なので、
なおさら受け入れられたのだと思います。
イブサンローランの揺るがない信念が、現代の女性ファッションの土台を作ってくれたんですね・・・。
余談ですが、
父方の祖母が、当時全国3位の生保レディだったんですが、イブ・サンローランが好きだったらしく、生前わたしに譲ってくれたジュエリーの中にもYSLの印が入ったイヤリングがありました。
全く同じものが、ファーストコレクションのマネキンにつけられていたんです・・・(驚)
祖母も、イブ・サンローランの作る服に魅了され、自分の生き方に重ね合わせたのかもしれないなあ、と思ったら、昭和50-70年代の日本人は未来への希望に満ちあふれていたんだな・・・。と感慨深い気持ちになりました。
美術品のようなアクセサリー
コレクションはとにかく膨大なので、まだまだお伝えしたいのですが、
なかでもわたしの目を引いたのは、アクセサリーのコレクションです。
イブサンローランにとって、アクセサリーは付属品ではなく、
この服にはこのアクセサリーと、コーディネートの完成度に完璧を求めていたそうです。
直接デザインはしていなかったようですが、
優秀な人をアクセサリー担当として雇い、
アクセサリーの立ち位置を明確に伝えていきました。
このコレクションたちも、美術品のような美しさと迫力があるアクセサリーばかり。
いま、シューズで有名になっているロジェ・ヴィヴィエも、過去イブサンローランのアクセサリー担当だったそうですよ。
今日は12月11日まで東京・六本木の国立新美術館で開催中の
イブサンローラン展 時を超えるスタイル
について、駆け足でご紹介しました。
今回も音声でも録ってみましたので、ご興味があればぜひ!