【作業療法士歴5年】学生の頃思っていた自分になれてる?
2016年、私は作業療法士(OT)の国家試験に合格しました。
「大勢の人を助けたい」と、情熱だけは人一倍でしたが、学生の頃先生に「5年後、10年後、どんなOTになりたい?」と聞かれても、全くピンときていませんでした。
『5年後の私・・・集団活動をしたり、個別のリハビリをしたりして、のんびり働いているんじゃないかな?』漠然とこんな未来を想像していました。
それから5年。
最初の職場には恵まれず、転職をし、やっとOTとして働くことができています。集団活動や個別の訓練をして、5年前に思い描いた通りの自分になっています。
人は思い描いた通りの未来になるように行動するようです。
もしも5年前の自分が、もっと具体的に未来を思い描くことができたら、今どうなっていたでしょう。漠然と将来を考えていて、幼かったなと思います。今なら先生の質問の意図が分かります。
学生の頃から持っている「大勢の人を助けたい」という目標はより具体的になり、私は病院を飛び出す決意をしました。そのためのスモールステップを今踏んでいます。「大勢の人を助けたい」のに、目の前の人も救えなくては、私がOTになった意味がありません。
目の前の人を救うために、医療の枠に縛られず、「療法ができるアーティスト」として活動することを決めました。5年後の自分は、障がい者の人たちも交えて展示会をしたり、地域の公民館でOT活動をしたり、児童養護施設や老人ホームでレクリエーションをしたりしていることでしょう。精神科に行きたくても行けない人に向けて療法を行っていきたいです。そのために行動していきます。
経済的な問題をクリアしないことにはただの夢で終わってしまいますので、支援者の方を募集しています。どうかよろしくお願いします。
あなたは5年後、どんな生活をしていると思いますか?
その想像が具体的であればあるほど、それに近い未来になります。
記事を読んでくださりありがとうございました。辛い思いをしている人が少しでも楽になりますように。