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【MOROHA】聴くだけで、熱くなる!心揺さぶる楽曲レビュー

MOROHAを聞いてみた

尊敬する人から、おすすめされた『MOROHA』
すんごく熱く語るので、帰り道で聞いてみた。
何の気に無しに電車ではなく、歩いて帰った。
そこで、一度後悔。

こんな歩いて、聞き流ししていい曲ではなかったから。
そのまま聴いたら、絶対また後悔するので、すぐに走って帰り、正座して聴き入った。

正直、暑苦しいしクサイ歌ばかり。
けど、そんな歌詞が、声が、ギターの音がいい。

そして、なんたって、

魂が燃え尽きるほどの叫びを感じた。

MOROHAの歌は、まさに魂の咆哮。
人生は楽しいことばかりじゃない。
むしろ、苦しみ、挫折、悔しさがほとんど。

でも、彼らの歌はそんな苦しみさえ抱きしめて、「だから人生って最高なんだ!」と力強く吠え上げている。
アコースティックギターとボーカルだけのシンプルな構成なのに、ここまで心を揺さぶる音楽は他にない。削ぎ落とされた音の中で、熱さと力強さが突き刺さりました。

頑張った経験がある人には、お願いだから、聞いてほしい。
『MOROHA』の7つの曲。1つだけでもいい。
私は一気に全部聞いたけど。

1曲ずつ感じたことを素直にそのまま書きましたので、少しでも心に引っ掛かったら聞いてほしいです。

一文銭

捻くれたガキだった頃から、社会に出て何度も打ちのめされて、それでも掴んだ輝きと艶っぽさが詰まっている。
「本気になった自分が好きだ」――この一言が、胸を突き刺すように響く。あの頃の未熟な自分と、今の自分がリンクして見える。
まるで、過去の自分を今の自分が包み込むような温かさと熱さが、この曲にはある。

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MOROHA『一文銭』

二文銭

ライブでの彼らの姿は、まさに命を懸けた覚悟そのもの。
「俺たちはいつでも新人だ。手抜きなんかしない」――そんな宣言が、炎のように燃え上がる。
甘えた瞬間が終わりだと、自分自身に言い聞かせるように、彼らは走り続ける。
その熱さは、恐怖に満ちた自己との闘いを経て、聴く者へとエールとして伝わってくる。

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MOROHA『二文銭』

三文銭

アコギの単調な音は、まるで土砂降りの雨に打たれながら泥道を突き進む音。
悔し涙をこらえ、泥まみれになりながら、それでも走り続ける姿が目に浮かぶ。
「ここでやってやるんだ!」と夢を語り、現実に打ちひしがれても、なお突き進むその姿勢には胸が熱くなる。これは妄想なんかじゃない。彼らのリアルな生き様がこの曲には刻まれている。

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MOROHA『三文銭』

四文銭

かつては仲間と共に走っていたが、今はもう一人きり。
その孤独の中で、「昔のように輝けなくても、それでも俺は走り続ける」と誓う。
選択肢なんて最初からない。「やるしかねえんだ!」――その叫びが、俺たちの胸に響き渡る。命を懸けて歌うその熱さは、こちらまで燃やしてくる。

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MOROHA『四文銭』

五文銭

スポットライトの下で輝く夢と、その光を掴めなかった者の怒りがぶつかり合う。
ぬるい慰めなんていらない、煮えたぎる悔しさと怒りが炸裂する。
焦り、羨望、尊敬がぐちゃぐちゃに混ざり合い、まるで蠱毒のようなエネルギーがほとばしっている。
その中でも、「それでも自分が好きだ」と言い切る彼らの自己愛が眩しいほどに熱い。

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MOROHA『五文銭』

六文銭

この曲だけは、自分よりも大切な誰かに向けたメッセージだ。
「歌って何のためにある?」――その答えがここにある。感謝と別れの餞(はなむけ)。
出会いと別れを超えても、「遠くにいても頑張れよ、忘れないぜ」と相手を送り出すその熱さが、胸に響く。
この曲は、命の限りをかけて歌う彼らの愛の証だ。

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MOROHA『六文銭』

革命

静かに語りかけるような歌い出しが、心に寂しさと哀愁を感じさせる。

でも、その静けさが一転して、魂の叫びに変わる。「仕事終わりに居酒屋で愚痴ってる大人には絶対にならない」――そう決めたはずなのに、自分にもそんな部分があるのが怖い。
それでも「俺は変わる、革命を起こす。お前はどうする?」と、聴く者に真正面からぶつかってくる。その勢いに、圧倒されずにはいられない。

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MOROHA『革命』

気がついたら【MOROHA】のライブチケットを買っていた

【MOROHA】の楽曲を一通り聴き終えたとき、まず圧倒されたのは彼らの魂の叫び。

普段は心の奥にしまい込んでいる、苦しみや悔しさ、もがき続ける感情が、そのままの形で響いてくる。
聴いているうちに、気がつけば自分の人生とも重なり合い、胸が熱くなっていました。

例えば「一文銭」では、捻くれていた子供時代から社会に出て何度も挫折した瞬間がよみがえり、「二文銭」では命を懸けた覚悟と、自分との果てしない闘いが鮮烈に伝わってくる。

特に「三文銭」のアコースティックギターの音色には、土砂降りの中を泥まみれになりながら走る姿がありありと浮かび、そのリアルさに心が震えました。

そして、「革命」では、まるでこちらに「お前はどうするんだ?」と挑むような熱さが感じられ、ただ聴くだけでは満足できなくなってしまいます。

「これだけの熱量を音源で感じるのなら、ライブではどれほどの熱さなんだろう?」と考えずにはいられない。

気がつけば、ライブに行く予定なんてなかったはずなのに、自然とチケットを手に取っていました。

そんな衝動に駆られるほど、彼らの音楽には圧倒的なエネルギーが宿っている。

もしまだ【MOROHA】を聴いたことがないなら、ぜひ一度その熱さを体感してみてほしい。

音源だけでこれだけ心を揺さぶられるのだから、ライブではその熱量がさらに何倍にも膨れ上がるはずです。
そして気がつけば、あなたもライブチケットを手にしているかもしれません。

また、ライブに行ってきたら、レビュー書きますね。

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飛鳥井はる
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