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新刊試し読み!『経理の一流、二流、三流』

3月13日(水)発売の新刊、『経理の一流、二流、三流』の「はじめに」を公開します!

■編集担当より
インボイスだ電子帳簿法だと
いろんな変化に対応を余儀なくされ
大事な会社のお金なので日頃の業務はミスを許されず
経理のお仕事って大変だなぁ
大雑把で数字に弱い私にはできないなぁと
日頃から尊敬の念を持っているのですが

そんな経理の方々が
目の前の帳票や入力などの業務を超えて
よりプロフェッショナルとして誇りを持って
仕事に向かえるように、この本を作りました。
石川先生にしか、書けない本が、できました。

■Amazonリンクはこちら

https://amzn.asia/d/j36rC1Q


【はじめに】

あなたは、このような不安を抱えていませんか?
・AIに自分の仕事が奪われるのではないか?
・これからの経理職は何をやっていいか分からない
・今後求められる経理パーソンのスキルは何か
・リスキリング時代、どのような勉強方法がいいか
・自分は、経理として一流か、二流か、もしかして三流なのか

終身雇用・年功序列が崩壊し、転職・副業・能力主義の時代になりました。会社の指示に従い、多少理不尽なことも我慢していれば、毎年給与は上がり昇進もしていた時代から、転職や副業は当たり前、能力によって給与や昇進が決まる時代になりました。
働き方改革によって、時間をかけてでも成果を出す時代から、限られた時間で成果を出す時代になりました。
さらにChatGPTはじめ、メタバース、DAO(ダオ)などが登場し、AIは劇的な進化を続けています。経理業務をしていても、会計ソフトはたえずアップデートされ、効率化、自動化が進んでいます。
どんな人でも不安になります。

しかし、安心してください。
本書を読めば、AI時代に生き残る戦略、そして経理の将来像、必要なスキルや、そのスキルを身につける勉強法などが分かります。またタイトルどおり、同じ業務でも一流か二流か三流かを認識することで、スキルアップ、キャリアアップ、その他大勢から抜け出す方法も分かります。

自己紹介が遅くなりました。石川和男と申します。
現在、建設会社に経理担当役員として勤めながら、税理士として開業し、簿記講師、大学講師、人材派遣会社など2社の取締役をしています。
私が、なぜこの本を書けるのか。
民間企業の経理を担当して30年。一般社員から係長、課長、部長、取締役と、それぞれの立場を体験し、現状起きている経理の問題も把握できています。
この期間に、就職、転勤、出向、退職、無職、パート、転職、副業、独立と多くの経験もしてきました。ブラック企業に勤めた時期や、無職になり妻の扶養に入って子どもの出産一時金で食いつないだこともあります。
税理士業務を行うことで経営者の資金繰りや財務状況の悩み以外にも、経営や人手不足問題、働き方改革関連法案の話などの相談に乗ることにより、AI時代、能力主義の現状を把握し、解決策を見出してきました。
講師業も20年以上続けています。専門学校では24歳から80歳までと幅広い受講生、大学では高校を卒業したばかりの新入生と接し、広い視野で困りごとの相談に乗ることができています。

私は、民間企業の経理担当、税理士、講師という3つの視点から、経理職の展望について分かりやすく解説できると自負しております。
この本が、あなたの不安を取りのぞくだけでなく、一流の経理パーソンになるために、少しでもお役に立てることがあれば、このうえない喜びです。

石川和男