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【書評】 『成功者の告白』 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語

こんにちは。Skyland Ventures でインターンを開始して2週間目くらいで、現在早稲田大学のロースクールで司法試験の結果待ちをしているmorimotoです。

本って読むのめんどくさいですよね。しかも買ったものの、積読になっているなんてことも、、私には今5冊くらい読んでない本があります。

しかし、この記事を読めば、『成功者の告白』を読まずにはいられなくなるはずです。

司法試験で鍛え上げられた文章力を駆使して書いたので、是非最後まで読んでください。(いいね・フォローもしてください!)


あらすじと簡単な要約

まずは簡単に本の内容を紹介します。どんな本か見た目からは推測しづらいですもんね。

本の情報

ビジネスマン必読の書!!

著者:神田 昌典
出版年:2006/9/21
値段:924円 (880円/kindle)
出版社:講談社α文庫

あらすじ

主人公のタクが会社を実質的にリストラされるところから物語はスタートします。職を失いかけたことで、起業することを決意したタクは神崎というメンターに出会い、さまざまな困難をロジカルに乗り越えていくストーリー展開です。

ストーリーはかなり単純です。

ですが、この本の本質はストーリーにはありません。

本書の内容

この本は、タイトルからして良いことが書いてあると思いませんか。

しかし、実際の内容はです。

悪いことばかりが書いてあります。そして悪いことの乗り越え方、どうしてそのようなことが起きるのかについて、わかりやすく説明しているのが本書の特徴です。

具体的には

  • カリスマ経営者の家庭が破綻する理由

  • 成功の頂点で自身や子供、社員が不幸に遭う理由

  • 成功者として本を出した途端、会社の業績悪化の理由

などを物語形式で理解することができます。

つまり、起業した先にある典型的な困難が発生する理由とその対処法を知ることができるようになってるんです。

要約

この本で書かれている重要なポイントの概要はこんな感じです。

a) 急成長に伴う「見えない危機」の事前理解
 →長期的視点での持続可能な経営支援
b) 「5年周期モデル」による未来予測と課題対応
 →成長フェーズごとの具体的課題予測
c) 家庭と事業の両立による持続的成功
 →経営と私生活のバランス重視
d) 物語を通じた深い学びと気づき
 →共感しやすい物語形式による効果的な学習

本書は、スタートアップ経営者にとって未来への道標となり、成長と危機を計画的に乗り越えるためのツールとして機能するはずです。

経験していない未来のことについて、知っているといいことはたくさんありますよね。

おすすめの人→成功したい人

成功したいっ!

「『成功者の告白』なんてタイトル胡散臭い」、「こんなの先輩の起業家に聞けばいい」そう思っている人ほど読んだ方がいいです。

まず、実は世の中の大体のことは本に書いてあります。そして本には多くの人が関わり、さまざまなプロセスを経て世の中に出版されます。

それなのに、本は比較的安価に手に入ります。これってすごいことじゃないでしょうか。

本に書いてあることを知らない・勉強していないのは怠慢でしかありません。人に聞いている場合ではないです。しかもこの本は読みやすすぎるので時間がなくて読めないとかも言ってられません。

つまり、成功したいけどまだ人生成功していない人は皆、読んだ方がいいです。読まない理由がありません。

本書のポイント3つ

3つのポイント

まだ読む気が起きませんか?
次に、本書を読むべき理由を3つ厳選して紹介します。

心理学的アプローチ

本書は、著者の経験に基づいて書かれているだけの本ではありません。

実は、大学の臨床心理学の助教からのアドバイスを貰いながら執筆されており、経験則と心理学的アプローチから導き出されている失敗の類型を学ぶことができるんです。

転ばぬ先の杖

人生に失敗は付きものです。しかし、できることなら失敗なんてしたくないですよね。

失敗も実は類型化されており、

  • 失敗の類型

  • 失敗をした時の立ち直り方

などを勉強しているだけで、失敗を未然に防いだり、最小限のダメージで済ませることだってできます。また、俯瞰して自分の状態を理解することでより良い選択をすることだって可能になります。

組織を構造化して捉えられる

自分の今いる組織がスタートアップである場合、会社の置かれている状況って分かりづらいし、自分の会社だけがこの状況に置かれていると思っていませんか。

実際は違います。 

1年目:事業の「種まき」段階。情熱に燃えながらも、焦らず基盤を整える。
3年目:ビジネスが順調でも「危機」が訪れる時期。経営者自身の変革が必要。
5年目:「飛躍」のチャンスを迎えるが、現状維持を避け、新たな挑戦を選ぶ。

このようなサイクルがあり、「成長→危機→再成長」というパターンが存在すると著者は主張します。

現実的な経営戦略に落とし込めるシンプルかつ効果的なモデルを学ぶことで、経営に活かすことができるんです。

感想

考える人

みんな読んだ方がいいです。

私も結構色々なビジネス書を読んだことがありますが、会社の失敗が類型化された本を読んだのは初めてでした。

実は似ている本として、『HARD THINGS』もこの間読んだんですが、こちらはあまりにも具体的な事案すぎて、経営をしたことのない私にとっては少し雲の上の話がしました。

なので、ストーリーとして分かりやすいかつ構造的に捉えられ、経営をしたことのない人間でも理解しやすい本書はおすすめです。

ただ、これは男性の場合であって女性が主人公ならまた内容も変化しそうだなとは思いました。

『成功者の告白』 の評判

Skyland Venturesの木下さんおすすめの本です。しかも何度もおすすめしてます。

Amazonのレビューもめっちゃいいです。ギフトとして送られている商品ランキング2位!!!

Amazonのサイトより

バフェット・コードもおすすめしてます!

最後に

『成功者の告白』、読んでみたくなりましたか!?

ちなみに文字を読むのが遅い人でもこの本は簡単に読めます。

ここ1年で読んだ本の中で一番読みやすかったので安心して購入してください‼️

そして、起業して「資金調達をしたいな〜」と考えている人は是非Skyland Venturesにご連絡ください!

アポはこちらから→木下さんのXアカウント

私のXも是非フォローしてください。毎日頑張ってます。

では!

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