Crush
英語が恋人だった。英語しか取り柄がなくて、それに頼っていた。小学生で洋楽インしたわたしはなんとなく日本語を避けてきた。去年あたりからようやく向き合い始めた。だからといって英語がネイティブレベルというわけでもない。日本語も英語も中途半端な状態。ディズニー英語教育システムによって、ファンタジックでいわゆる"海外チック"に仕上がった。今でもシリアルが好きでカラフルな食器が好き。ヴィクシーのモデルが好き。電車にいて日本語が聞こえてくると、無性に英語が聴きたい、英語しか聴きたくないってたまになる。そのくらい、この気持ちは埋め込まれている。取り除くことはできないし、そういう自分が割と好き。最近2人の自分がちょっとずつ一致してきて、スッキリする。嬉しい。
音楽の話をするとよく池田亮司とか坂本龍一とかをオススメされる。洋楽ばかりなわたしは名前は聞いたことあるけど名前しか知らないんだよねっていつも答えていた。
こないだ彼らの音楽を騒がしい食堂でお昼食べながら初めてちゃんと聴いた。聴いてみたら、なんかいい。前聴いた時はいいなあってならなかった。いいねが変わってきた。見えていなかったいいねだったのかもしれない。勧めてくれた人たちのところへ行って、もう一度その会話をしたい。
いろんな人と話すようになって、いろんな音楽聴くようになって、欲しいものがどんどん研ぎ澄まされてきた。