【第16話】問題の中に自分の存在価値を見出していました
「殻を破って自分の人生を生きよう!」
と、決意し
「ひとまず何か行動に移さなくては!!」と
勇気を出して足を踏み入れた
アロマビジネスの世界。
「ここで私の人生
変わるかもしれない!」
そんなことを考えていた矢先、
思いもよらぬ感情が
私を襲ってきます。
「アロマ界隈の
キラキラした場所って……」
「なんだか居心地が悪い」
「あれ…?」
「トラブルだらけの
パート先の方が……」
「居心地が良い」
本来楽しいはずのアロマの世界に抱く
まさかの居心地の悪さ。
そしてその一方、
問題だらけのパート先に抱く
不思議な居心地の良さ。
ドМとも呼べる
この異常な心理状態
一体どうしてしまったのだろう…?
改めて考えると
それもそのはずでした。
アロマを仕事にしている人は
基本フリーランス。
そう、つまり
私が足を踏み入れた
アロマの世界は
単なるアロマサークルではなく、
多くの女性起業家たちが集う
ビジネスコミュニティだったのです。
実際、
アロマ関連のセミナーなどに
いくつか参加しましたが、
まあ~~~
どの集まりにおいても、
イキイキとしている
女性がとても多く
そして
皆さん仕事がよく出来る。
(当時勤めていた)
パート先よりも
有能な人材が圧倒的に多い!
そう。
このアロマの世界には
経済的に自立をしている
ビジネスウーマンしかいないので、
私の助けを
必要としている
「困ったさん」が
居ないのです。
病気で休職中の社員に代わって
一生懸命働いては、
「アスカさん、
職場を救ってくれて
ありがとう!」
と上司から
感謝されることで
(勤務先における)
自分の存在価値を
見出してきた私にとって、
自立して働く人しか居ない
健全なアロマの世界は、
私にとって
違和感しか
なかったのです(爆)
なぜなら
助けを必要としている人が
いないから(←狂ってる)
つまり、
病気などで
困っている人を
必要としているのは
他でもない
私自身だったのです。
だから結果として
職場も問題ばかり
家庭も問題ばかり
だったのです。
(問題を無意識に欲し、
自ら引き寄せていた)
「アスカさんは困っている誰かを
お世話する生き方(=問題)を
無意識に選んでいませんか?」
夫が眠れなくなったばかりの頃
電話カウンセリングでいただいた
この指摘の意味が
ようやく腑に落ちました。(詳しくは第5話へ)
そもそも
私自身こそが問題大好き人間で、
だから
家庭や職場といった
私の身の回りには問題が多かったということ。
認めたくなかったこの現実、
アロマの世界に身を置いたことで、
ついに認めざるを得なくなったのです。
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