見出し画像

2年ぶりの帰省

夫の親はうちの近所に住んでいるのですが、私の両親は少し遠方にいます。

感染症が流行していたときにはさすがに気を使って帰省はしなかったのですが、今年は簡易PCR検査もして、日帰りすることにしました。

往復6時間、滞在時間3時間。

お正月に夫婦で訪問するときは、だいたい日帰りが恒例になっています。

寒いときに夫は泊まりたがらないし、正月休みは短いので忙しいのです。

そしてこれも恒例なのですが、お正月には必ず刺身とおせちとお雑煮が出てきます。

いつもそんなに食べてないのに、かなりの量を出されるので食べられるだけ食べて、その後果物やら甘いものやらが出てきます。

デブまっしぐらです💦

まあこの日くらいはいいだろうと、結構食べまくって後で胃もたれするのも恒例行事になっています。

そして、行くたびに必ず何か家にあるものを持たせようと貯めてある母。

今回は社交ダンスの人が着るらしい?ビーズでできたベストを勧められましたが、さすがにどこで着るねん、という代物だったのでお断りしました。

あとはりんごと、ハト麦茶の煮出し用パック、スティックコーヒー、味付け海苔、頂き物の冷凍餃子を焼いて持たせてくれました。

餃子は二重にして袋に入れたのですが、それでもにんにくの匂いがしてました。餃子おそるべし。電車では匂いしなかったと思いますが。

今回は少ない方ですが、こんな感じで毎回いろんなものを持たせようとするのがうちの両親なのです。

もしかするとこれは田舎あるあるなのかもしれません。

父親の実家に行くと、やはりいろんなものを持たせようとしていました。

そういう遺伝子が脈々と受け継がれているのでしょうか。

こうやって食べきれないほどの食べ物を出して、何か渡そう、持って帰らせようとする両親を、昔は困ったもんだと思ったものでした。何しろいらないものを勧めてくるし、やたら重くて持って帰るのが一苦労なのです。

まあそんなときは最終的に「宅急便で送るから」となるんですが。

でもこれが、うちの両親なりのおもてなしの気持ち、愛情表現なんだろうなと思います。

私以外の親戚が来ても、お客さんが来た時でも、何かあげるものはないかと探し出して、持ち帰らせようとします。

人にあげるのが好きなんでしょうね。あげることが喜びなんだと思います。

そういう私も、会社にお菓子とか持っていくとやたら人にあげたがるタイプです。やっぱり似るのね。

ちなみにうちの母はなぜか東京銘菓の「ひよこ」が好きなので、今年もひよこ持参で帰省しました。

こうして親の愛を感じることができるのもあと何年か。

もしかしたら今回が最後になる可能性だってある。

そんなことを思いながら、やはり生きているうちにたくさんありがとうを伝えておきたいと思ったのでした。

来年も元気に会えますようにと祈りながら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?