赤坂アカ書き下ろし小説『45510』感想
推しの子感想を読んでいて赤坂アカ書き下ろし小説
『45510』の存在を知り、読んできました。
YOASOBIの「アイドル」
当初はこう思っていました。
原作ぴったりの歌詞と映像だけど
B小町メンバーのセリフが卑屈で視野狭窄すぎやしないかと。
しかし原作でB小町メンバーが出てきたら…あ、あってた。
当時の心境どころか今現在まで継続してこの心持ちの人までおった。とびっくりしました。
そして今回45510を読み
「アイっぽくないなあ」
「ルビーが演じたアイなら書きそうだなあ」と感じたことに
自分もまたアイはこういうものとイメージを作り上げていて、こんなのは違うと否定から入ったこと。
テーマに寄せて言うならアイドルを思い描いていたことに居た堪れない驚きがありました。
アイドルの映像の最後でアイが着ぐるみのうさぎの頭を取るシーンが読後の落ち着かなさに拍車をかける。
あの非公開ページはアイが書いたということで本当にいいんだよね。
B小町メンバーに向けての言葉に違いないのだけど、きっと届くことはないだろう、見られることはないだろうと思った上での書き込み。
これを45510の「私」が削除してしまうという終わり方。
この締め方は決して気分のいい終わり方ではありませんが、なるほどと思うのでした。
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あらたなレーズンサンドっぽいものを探しに旅立ちます