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1年半ぶりのお酒、読書とともに

長男を2019年の8月に出産し、
その年のクリスマスにお酒を飲んだ。

その後、次男を妊娠。
2020年10月に出産。

以来、アルコールは飲んでいない。


大学時代や就職してからの私を知ってる人は
私のことを「飲兵衛」「酒豪」と言うほど
お酒が大好きだった。

今思えば、
お酒の場が好きだった要素の
半分以上を占める気もするが。

それでも、
お酒のない生活はありえない!と
あの頃の私は頑なに信じてきた。


が、現実。
出産してからは
お酒を飲みたいと思うことすらなくなった。

コロナ禍もあり
人と会って飲むこともなくなり
お酒の場からも離れた。


そして、今日。


久しぶりに得た
夜のひとり時間。

子どもと旦那さんを
旦那さんの両親の家に送った帰りに
読みたい本を物色しにデパートへ。

本屋で本を5冊買い
(←そんなに一日で読めないのは自覚しているが、つい…)
お惣菜を選んでる時に
無性にアルコールが欲しくなった。


お酒を片手に読書してる自分を想像し
最高だとニヤニヤした。


ポテトサラダと
カマンベールチーズ、
そして白ワインを買う。

家に帰り
ポテトサラダに
半熟ゆでたまごを増やしたくて
ゆでながら部屋を整える。


先にシャワーを浴び
後は飲みながら読書し
眠くなったらいつでも寝れる環境をつくりあげる。


白ワインをグラスにつぐ。
一口飲む。

そして、
ツマミを口に運ぶ。


そこには
賑やかな子どもはいなく
わたしだけの空間。


もっと飲みたいと思うが、
酒がすすまない。


そう。
たった数口、
グラス一杯も飲めずに
お酒がまわってきてしまったのだ。


慌てて
チェイサーに麦茶を用意する。

麦茶をゴクゴク飲む。


あぁ、なんてことだ。

お酒を飲みたいと思うこともなくなっていれば
たった少しで酔いが回る身体になってしまった。


昔は
酒代がかさんでかさんで
すぐに酔える人が羨ましくも思っていたが。

そうなってしまった今となっては
酒豪の過去の自分に憧れる。

気持ちよく酔う前に
頭がグラグラするなんて。


お酒は卒業なのかもしれないな。と
密かにさみしくなるのだった。


麦茶を片手に
読書タイムを引き続き楽しもうと思う。

せっかくのおひとりさまの夜のなんだから。

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