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英語アプリを三つ使っています。


はじめに

みなさんこんにちは。そしてお久しぶりです。asukaです。
本日は私が普段使用している英語学習アプリを3つ紹介しようと思います。
こちらの3つです。

1 Speak Budy
2 Speak
3 Busuu

「3つも使っているの!?」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
全てのアプリの紹介が終わった後には、なぜ私が3つも使用しているのか(正確にいうと、3つも使う"はめに"なったのか)をお話ししようと思います。ぜひご覧ください!

1.Speak budy


特徴

まずはSpeak Budyのコンテンツから。
メインのストーリー教材と、その他おまけコンテンツに大別して
紹介していきます。

最初にメインのストーリー教材についてですが、その名の通り、
特定のストーリーが展開されます。
自分(の分身?)とキャラクターとの会話を相互に行い、
その中で英語の表現や発話を学んでいく形です。

カリキュラムのダッシュボードです。下から上にストーリーが展開されているのがわかります。

各単元では、指定された英語表現を実際に発言することが求められます。
下の画像のような形で、指定された内容が伝わるように発言していきます。

後述するキーフレーズ部分以外には、このように英訳がすでに掲載されていますが、
私は英訳を見ずに和文英訳に挑戦しています。「詐欺師」の英訳なんて全然わかりませんが。

なお、各単元にはキーフレーズが設定されており、そのフレーズが
登場するターンでは、その表現を使用した英作文が求められます。

「このフレーズを使いましょう」のアシストを受けながら、自身で英作文をしていきます。

Speak Budyは、「とにかくこのキーフレーズを完璧にして!」という
スタンスなので、応用練習として、ストーリーとは関係ない状況での
英作文が出題されます。

先ほどのキーフレーズである「いつも〜の可能性がある」という表現が、
異なるシチュエーションで使用されていることがわかります。

続いてその他のおまけコンテンツの紹介です。

まずはAI英会話についてです。こちらのモードでは、自身の発話内容によって、相手の発話内容が変化しますので、よりリアルな会話を楽しむことができます。

既に発言内容が定められているところはストーリーモードのキーフレーズと同じです。
タスクとは関係ない会話をすると、それに応じて相手の反応も変化します。
ここが少しリアルな英会話、って感じる部分ですね。

その他のおまけコンテンツとしては、
「マンスリーレッスン(ストーリーモードの簡易版)」や
「日本人が間違えやすい英語」などがあります。
ただ、ストーリーモードと同じような学習内容ですので、
私はそこまで使用していません。

良かった点

良かった点はやはりストーリー教材の英作文の部分でしょう。予め発話内容が決まっており、その内容も豊富なので、英語表現の引き出しを増やしてくれます。
また、会話にストーリー性があるので、楽しみながら勉強を継続できるのもポイントです。日常会話や文化紹介、ビジネス現場など様々なシチュエーションを楽しむことができるので、飽きにくいのも高評価です。
例えば、こちらのアプリの中で、初めて「オーストラリア人→Aussie」「比べても仕方ない→It's like comparing apples to oranges」といったユニークな内容を知ることができました。アカデミックな英語学習では身につきにくい表現を学ぶことができるのはとても興味深いです!

改善点

改善するとすればAI英会話でしょうか。Speak BudyのAI英会話は話す内容を指定されますので、実質通常の英作文をしているのと大差ありません。また、会話の回数も少ない(往復2回程度で終了)ので、自分で会話の方向性をリードしていくことはかなり難しいです。もはやAIとのフリートークではありません・・・ただの八百長に等しいです。笑
また、復習機能に乏しいことも欠点でしょう。後述のSpeakと比較して、復習の頻度も少ないのが現状です。よかった点としてストーリー性を上げましたが、復習には逆効果であると感じています(というのも、一度経験したストーリーをもう一度追うのは時間軸に逆行しているような感覚になるという私の性格のためです・・・)。

2.Speak

特徴

Speakは以下の要素で構成されています。
①通常レッスン②AI英会話モード③単発レッスン④復習モード
順を追って説明していきます。

まず①通常レッスンについてですが、こちらでは基本的&実用的な英会話フレーズをとにかく反復して練習していくものです。下の画像群から分かるように、とにかく基本の「型」を何度も発話し、板につくまで練習していきます。ちなみにフレーズは1セッションに3つほどで、比較的少ない負担で学習を進めることができます。

地名が変化するだけで、基本的な「I loved sightseeing in~」の部分は
変化していないことが分かります。
このように、外国人との会話風のパターンも存在します。


なお、1チャプターが3レッスン(ビデオ・レッスン、スピーキング・ドリル、実践会話)で構成されており、インプットとアウトプット、応用練習をバランスよくこなすことができます。

ちなみに先ほどの画像群は、スピーキング・ドリルの学習画面です。


次に②AI英会話モードについてですが、このモードでは多様なシチュエーション下で、AIとのリアルな会話を楽しむことができます。これは画像を見てもらった方がわかりやすいと思います。

右側の吹き出し、灰色の部分が私(ユーザー)の発話内容です。

このように、自身の発言内容によって返答が変化するので、アプリ学習ではなかなか体験できない、”予定調和ではない”コミュニケーションを実現できます。また、発話内容はAIによって自動評価され、フィードバックをもらうことができます。

今回は人名のミスだけでしたが、文法の間違いや単語の間違いなども指摘し、
模範例を出してくれます!非常に優秀!

続いての③単発レッスンですが、こちらは①のレッスンの短縮版です。興味を惹く、様々なテーマが用意されていますので、隙間時間の学習に役立てることができると思います。


最後に④を簡単に紹介します。これは主に①、③の学習内容を、定期的に復習できるものです。復習理論(エビングハウスの忘却曲線など?)を援用して科学的に脳に定着を促すことができます。他の二つのアプリと比較して、Speakの復習システムはよくできていて、かつ手軽に利用することができる点が良いですね(一回5分~)。

良かった点

良い点としては、「圧倒的な発話量の確保」と「AI英会話のクオリティの高さ」の2点が挙げられると思います。

まず発話量について説明します。通常の学習は先ほど説明した通り、1セクションが3つのパートに別れています。各パートでは、発話を20回ほど要求されます。そのすべてが学習するフレーズから派生したものなので、基本の英会話表現をガッツリ学習することができます。また、④復習機能も充実しており、発話量を確保することができます。復習でも15回ほど関連フレーズを発話することができますので、フレーズの定着度合いは間違いなくSpeakが一番です。

次にAI英会話についてです。SpeakのAI英会話は、なんといってもその自由度が特徴的です。会話のシチュエーションはこのようにとてもたくさん用意されています。また、英会話の目標なども明確に定められているわけではなく、型にハマらない「リアルな」英会話を体験できるでしょう。地味にAIによる添削機能も便利です。

選べるシチュエーションも、このように多種多様です。

改善点

改善するとすれば英語表現のバリュエーションの拡充でしょうか。利用し始めてから日が浅いので評価しにくいですが、①通常レッスンで出てくる英語表現が割と簡単で、物足りなさを感じるシーンがあります。まだ中級までしか学習できていないので断言できませんが(上級は未解放です)、もっとレベルの高い表現が挟まれていたとしても、負荷にはならずむしろ良いスパイスになると思います。

3.Busuu

特徴

Busuuは、4技能(スピーキング、ライティング、リーディング、リスニング)を満遍なく学習できる点が特徴です。基本的な学習コンテンツとしては、チャプターを順番にこなしていく、というシンプルな構造ですが、その中に4技能を試す問題が課されるため、見た目以上にボリューム感があります。下の画像群はその一例です。

リスニングは1~3分程度と長めの設定になっています。
こちらで作成した音声や文章については、
ネイティブからのフィードバックを受けることもできます!


また各チャプターは旅行・ビジネス・ニュース・コミュニケーション・学問といった幅広いジャンルで構成されているので、ある程度広範な知識を得ることができるでしょう。

超余談ですが、Busuuの守備範囲は英語だけではありません。
このようにたくさんの言語を学ぶことができるのも魅力の一つです!
(ポルトガル語のアイコンがブラジルなのちょっと興味深いですよね)

なお、上記の通常学習モードとは別に、グループレッスンモードも存在します。3~4人がグループとなり、英語のレッスンをオンラインで受けます。高頻度で開催されているため気軽に参加しやすい上、世界各国のユーザーと一緒にレッスンを受けるため、グローバルを感じやすい点もモチベーションを高めてくれます。

良かった点

良い点としては、①学術的で高度な英語を学習できる、②グループでのレッスンを受けることができる、③UXUIが好み、の3点でしょうか。

まず①についてですが、Busuuで扱われている英語は非常にレベルが高いと感じました。レッスンの画像を見て、皆さんもそのように感じられたのではないでしょうか。一応京都大学の受験のために、アカデミックな文章等で使用される語彙の勉強をしてきましたが、それでも全く知らないような英単語がしばしば登場します。また、リスニングに関しても長いものが多く、聞き取るのが難しいといった印象があります。リーディングに関しても同様の印象を受けます。セグメントで分けると、Speak BudyとSpeakがスピーキングに特化している一方、Busuuは4技能全てに満遍なく対応しているといったところでしょうか。

次に②についてですが、前述した通り、知らない外人と一緒に、オンラインレッスンを受けることができます。その中で、擬似的に異文化に触れることができますので、その意味で学ぶ部分が大きいように感じます。

最後の③はかなりの主観ですが、BusuuのUXUIが一番好きです。見やすいブルーのテーマカラーや、動的な挙動まで、少しリッチな気分で勉強に励むことができるのも、地味にモチベーションの維持に貢献してくれます。

改善点

明確な改善点はありません。Busuuのコンセプトが、おそらく「4技能の普遍的な学習」であり、それを実現するためには十分なコンテンツになっていると感じるからです。私もそのコンセプト・目的に同意して学習しているので、大きな不満はありません。強いていうならば、Busuuは4技能バランスよく学習できるため、どうしても器用貧乏になることでしょうか。「学習したい技能が決まっている」方は物足りなさを感じるシーンが多いような気がします。

なぜ三つのアプリを併用するに至ったのか

ここまで読んでいただきありがとうございました。最後になぜ3つもアプリを使うことになったのか、その経緯をお話しできればと思います。まず大前提として、私は「気軽にいつでも英会話の勉強・練習がしたい」という強いニーズがありました。その萌芽は大学2年生の時に遡ります。TOEICで905点を取得して、英語に関してある程度の自信がついたころ、私は京都大学の留学生との交流会に参加することになりました。「少しは成長しているかな」という期待感を持って参加しましたが、結果は散々。スピーキングはもとより、リスニングすらままならない状態でした。TOEICなどの資格勉強や学術的な学習では、かなり文語的な英語を学習します。それはすなわち、本当の英会話で出てくるような口語を勉強できないことを指します。実際、当時の私は「gonna」「wanna」といった初歩的な口語すら理解できない状態でした。「コミュニケーションツールとして英語を学んでいたはずなのに、全然コミュニケーションに役立てることができていない!」とやっと気づいた愚かな私は、英会話の重要性を痛感しました。
そのようなことがあり、私はまずオンライン英会話講座を受講してみました。しばらく継続していくうちに、オンライン英会話講座には以下のメリット・デメリットがあることがわかりました。

【メリット】
生身の人間との会話ができ、実践的である
(本当に良い表現なのか、英語話者の観点からフィードバックがもらえる)
【デメリット】
金銭的な負担が大きい(安くても6000円/月で、大学生としては厳しい)
自分から予約をする必要があるため、習慣化のハードルが高い
講師によってはフィードバックが的確でなく、学びに繋がらない
初対面の人とのレッスンも多く、あまり真剣になれない(この人と仲良くなりたいから英語を練習したい!というモチベーションを抱きにくい、単なる一時の関係性であると潜在的に考えてしまい、コミュニケーションへの執着が薄れる)

まあメリット・デメリットの数からわかるように(笑)、オンライン英会話はちょっと性に合わないと思うようになりました。メリットである「生身の人間との会話ができる」については、正直オンライン英会話の独占利権ではありません。オフラインの国際交流機会もありますし、discordを使えば外人と話すことは実現できます。そのような競合優位性を考慮し、私は英会話アプリの方が「気軽にいつでも英会話の勉強ができる」という目的に適しているのではないか、と考えるようになりました。
そのような形で英会話アプリでの勉強を決意した私ですが、ではなぜ3つもアプリを使用しているのか。それは「勉強したい内容が全て網羅されたアプリがなかったため」です。それぞれのアプリで、勉強内容を補完しながら学習を進めています。私の勉強したかった内容と、それに対応するアプリとの関係性は以下のような形になります。

和文→英文 の英作文を積極的に行いたい・・・1.Speak budy
英語表現の幅を広げたい・・・1.Speak budy
AIとのフリー英会話を実現したい・・・2.Speak
とにかく発話&復習のサイクルを回したい・・・2.Speak
他のユーザーとの英語レッスンを受けてみたい・・・3.Busuu
文法や語彙なども勉強したい・・・3.Busuu

特に1.Speak Budとy2.Speakとでできることって絶妙に重ならないんですよね。。。
1.SpeakBudyは豊富な即興英作文の練習ができるものの、そこまで発話量を確保することができず、AI英会話も2回のやり取りで終了してしまうような簡素なものです。
その一方、2.SpeakはAIとのフリートークや、英語表現の反復練習、復習などができてしまう優秀なアプリなのですが、その一方で反復する表現が簡単なものなので、「使える英語表現の幅を広げる」といった練習はできないのです。

どのみち私の勉強したいことは一方で実現することはできないのです・・・(大学生の私にとってはなかなか利用料が痛いですが・・・)

但しBusuuについては、実は私の勉強したかった内容を含んでいるわけではありません。有り体に言えば、有料プランを無料で利用できるから利用しているのです。実は京都大学がBusuuでの学習を無償で負担してくれています。たまたま募集があったのをみて、申請しました。ですので、正直Busuuを学習している理由は後付けです笑


なお、これらのアプリで学習した英語フレーズは、逐一復習用アプリに登録しています。このアプリについては別記事で紹介していますので、もし興味を持たれた方はぜひご一読ください。


最後に

ここまで長い間お付き合いくださり、ありがとうございました。最後にこのアプリ学習をどのように活かしていくか、についてお話しさせてください。最終的な目標はやはり、「海外の方と真のコミュニケーションを取れるようになる」というところです。その足がかりとして、まずはアプリでの勉強を継続しているといったところです。同時翻訳などの技術革新は目を見張るものがありますが、やはり人間の細かい感情やニュアンスまで伝えるには至らないのではないでしょうか。
ですので、アプリ学習にとどまらず、オフラインの交流機会やdiscordなどでの交流などを通して、生身の人間との会話もしっかり鍛錬していきたいと考えています。
今回は以上になります。お読みくださり、ありがとうございました。勉強頑張ります!

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