辛い経験から自分の定めた人生を思い出す
先日仕事で関わっている方を不快にさせてしまうことがありました。
振り返ると、その方と波長を合わせないうちに深い質問をしてしまったのが原因ではないかと思います。
何の準備もなく、自分のインナースペースに上がり込まれたら、どんな人でも不快に感じるでしょう。
私は「看護師だからこうしなきゃ」という自我が強くなっていたのだと思います。
自分が正しいと信じていることを相手に押しつけ、相手がその場だけでもわかったような返事をしたとするなら、指示した側は満足するかもしれません。
しかし正しさは人の数だけあります。
言われた方は納得しておらず、むしろ反発するでしょう。
人のために役に立ちたいと思っているのに、むしろ関係を悪化させ、相手の心を閉ざしてしまう可能性があります。
この様に自分が正しいという思いが強くなっている時は、周りの人とうまくいかないと感じることが増えるでしょう。
そもそも周りの人とうまくいかないのは、自分とのコミュニケーションがうまくいっていない時です。
自分とのコミュニケーションがうまくいようにするには、まずは自分のことを大切にしましょう。
では自分を大切にするとは具体的にどのような方法があるでしょうか。
1.自分のいる環境を整える
物が増え過ぎてはいませんか。玄関や水回りは綺麗でしょうか
2.自分の気持ち、心の声に向き合う
周りの人に合わせ過ぎると、自分の感覚で選択できなくなります
3.身体に向き合い、食べる物を決め、夜は眠れる環境を整える
自分に必要な物は自分が知っています
自分の感覚に向き合えば、外側に求めていた強すぎる欲求は、満たされない自分や過去の辛い経験から生じたものだと気づきます。
そこを受け入れるのも大変な作業ではありますが…
もしこの人生が始まる前に、何をしようか決めてきたとしたなら、自我で生きるのではなく、自分の本質に向き合うことで想い出せるのかもしれません。
私は誰かと何かをするのが苦手なのに、誰かと何かをして人のためになる何かを創造したいと考えています。
今回のことで、自我の強さで失敗し反省することが多く、苦しみ落ち込みました。
だからこそ忘れていた大切なことを思い出せた面もあります。
私たち一人ひとりができることはとても小さく、誰かのおかげで生きています。
人生において詳細な目標を決めるのは、多くの人のおかげで生きているという観点から考えると、自我が強めなのかもしれません。
自我を手放し、しかし方向性は決めて進んで行く。
それが魂の定めた道を進み、エネルギーが広がっていく生き方だと感じます。