🇹🇼 台湾2人旅③ 千と千尋の神隠しの世界へ

ラスト第3弾は、台湾の観光地スポット編。

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・台湾の1番高い場所から見る景色

今回の旅行の言い出しっぺは私だし、パートナーは初海外だし、基本的には私が下調べをした。

ただ、その中で唯一、パートナーが「ここは絶対に行きたい！」と言った場所があった。

それが台湾で1番高い場所、

「台北101」という超高層ビルの展望台である。

高いところが大好きで、首都圏に展望台があると聞けばすぐに出かける「展望台マニア」の彼。
（私が勝手に呼んでいる）

「海外なんて怖い〜！やだ〜！」と渡航ギリギリまで反抗していた彼の心を掴もうと考え、着いて早々に台北101へ行くことにした（笑）

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建物の下に到着するや否や、上を見て、2人でおおー！！と思わず声を上げた。

そびえ立つ509mの超高層ビル

早速、下の階の商業施設フロアを抜け、展望台のチケットを購入し、エレベーターに乗車すること約1分。

あっという間に382mの展望台フロアに到着。

おしゃれな写真スポットも多数！

首都圏の展望台といえば、ほぼ見えるのは関東平野で、遠くのほうに秩父や高尾、その先に富士山があったり、だいぶ山々が遠くに感じるけれど、

一方、台北はほぼ全方位が山に囲まれた地形なので見える景色が全然違う。

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そして、ガラス張りの展望フロアからの眺めを堪能した後、さらに上階にある「屋外展望デッキ」へと階段を上った。

屋外は風が強かった🌪️

「あーやっと台湾に来られたんだなぁ」と台湾の1番高い場所から台北の街を見て実感をする、そんな旅の始まりでした。

ちなみに、隣にいたパートナーは大喜びだったので、そっと胸をなでおろす筆者でした😇

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・千と千尋の神隠しの世界へ

私は旅行をする前から、台湾のことを元々詳しく知っていたわけではない。

正直、ガイドブックを読む中で「ここ行きたいな〜」「あそこもいいな〜」と徐々に行く場所を決めていった形だった。

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しかし、そんな私でも、ずっと前から唯一知っていた台湾の観光地がある。

それが、九份（きゅうふん・ジィウフェン）。

スタジオジブリの人気作品、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなった言われている場所です。

厳密に言うと、温泉街は無くて、金鉱で栄えた町だけど、夜になると赤い提灯が街中に灯る幻想的な雰囲気な町。

子どもの頃からジブリが大好きなので、ぜひこの景色を見てみたい！と思ったことも、旅行先に台湾を選んだ動機の1つだった。

そして、台湾の滞在2日目。

台北から片道1時間半バスに乗り、パートナーと2人、いざ九份へ向かった。

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実際に行ってから知ったんだけども、九份は、台北から東の方角に位置する山間部の小さな町。

そのため、断崖絶壁に家々が立ち並んでいて、街中は階段が多いので、これは足腰強くないとキツイなぁ〜と思いました😅
（スニーカーがオススメです！！）

でも、その分、見晴らしがとても良くて、海まで見渡すことができます！

お昼を食べたレストランからの眺めが最高でした🍽️

ただ、山間部に位置することで、天気が変わりやすいということもネック。

この日もお昼に着いて、その後、だんだんと曇ってきたなぁと思ったら、あっという間に霧がかかってしまってびっくり。

50m先を見通すのも厳しい😇

これは夜になって提灯が点灯し始めても、ほぼ見られないのでは…？という疑問が頭をよぎって、

パートナーとも、3時のおやつにタロ芋スイーツを頬張りつつ、「暗くなる前に台北に戻る？」という相談をしたけれど、

「せっかくここまで来たのだから、多少天候が悪くても、提灯の点灯は見届けたいよね！」というのは同意見だったので、日没を待つことになった。

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そして、夕方5時。

夕暮れには少し早いけれど、提灯の光が灯った。

天気が悪い中、「まだかな〜まだかな〜」と待ち続けていた全員が一斉に「わぁ！」と声を上げた。

待った甲斐があった。こんなに町中に提灯が並んでいる景色、なかなか見られない。

隣にいたパートナーも「天気が悪いし、結構帰路についている人も多かったけれど、諦めずに待った甲斐があったなぁ」と言っていた。

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後で調べてわかったけれど、九份は年間を通じて雨のほうが圧倒的に多い地域らしい。

だから、晴れの日に行くのはとても難しいとか。

確かに、晴れていたら、もっと綺麗に提灯が映えていたと思うけれど、

「霧がもくもくやねぇ〜」と2人でタロ芋のスイーツを食べたことは思い出だし、

またリベンジで行きたいなぁとも思ったし、

私の中では「千と千尋の神隠し」というより、霧の中、山の中腹に建物が並んでいる感じが、むしろ、空に浮いた町っていうか、「天空の城ラピュタ」っぽくて、これはこれでありかなぁと思ったり笑

そんな九份の思い出でした。

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・その他いろいろ

・歴史を学ぶ、国立中正記念堂

白い煉瓦がとても綺麗
中には、蒋介石の銅像や、台湾の歴史の展示があります

・台北最古のお寺、龍山寺

日本の侘び寂びなお寺とは対照的に、
色とりどりの装飾が施してある建物

特にこの屋根の上の龍！彫刻がすごい！！
この角度で撮ると、龍が空を舞っているように見える！

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・台湾、そして、世界へ

今回、記事を書くにあたって、パートナーとの過去のLINEのやりとりも遡ったんだけど、

実は、昨年の3月時点で既に「台湾行こうよ〜」と私からメッセージを送っているのを発見し、自分でも「そんなに前から言ってたっけ？！」と驚いた。

そして、実際に事が動いたのは、昨年の9月。

日光の紅葉に行く代わり、交換条件で台湾に行く、という約束を取り付け、ガッツポーズの私。

そんな私とは対照的に「ほんまに自分も一緒に台湾行くん…？」と消極的なパートナー。

「海外大好きな私」と「初海外の彼」の2人旅に向けて、ここ2ヶ月ほどは、会う毎に何かしら旅行の打ち合わせをしていた。

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初海外で訪れた国は、他のどんな国よりも印象的だなぁと私も自らの経験も踏まえた上で強く感じる。

どこの国に行って、

どんな経験をして、

どんな気持ちを抱くか、

それによって、その人が、さらに他の国にも興味を持つかどうかが左右される気がする。

私もカナダに半年行って、楽しいことばかりではなかったけれど、あの経験が今の自分にも影響を与え続けているのは確か。

だから、今回の台湾旅行の結果次第で、パートナーが今後も海外に興味を示してくれるかどうかが決まるという、私にとっても重要な局面だった。

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「今回の台湾旅行はどうだった？」

帰国した翌日、改めて彼に感想を聞いた。

「めちゃ楽しかった、連れて行ってくれて、本当にありがとう。」

この言葉を言われた時、心がじんわりとした。

「美味しいものがたくさんあることも知ったし、驚きと発見の連続で、ほんまに楽しかった。」

そうなんだよ、まさにその気持ちなんだ。

自分の知っている世界が狭いってことにカルチャーショックも受けるけれど、

知らないことを知ることが楽しくて、もっともっと知りたいって思って、だから、いろんな国に行きたいって思うんだ。

そして、これが「私の1番好きなこと」です。

ようやく、パートナーに自分の好きなものを身をもって伝えられたことがとても嬉しかった。

「きっかけは無理やりになってしまったけれど、私を信じてついてきてくれてありがとうね。」

パートナーに対して、私も感謝を伝えた。

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台湾から帰国して数日後。

パートナーと一緒に、都内の台湾料理店に出かけた。

台湾料理を食べつつ、あんなこともあったね、こんなことがあったね、と旅行の思い出話に花を咲かせる。

そして、ご飯を食べた後、2人で本屋さんに立ち寄った。

向かったのは、ガイドブックのコーナー。

「そうそう！このページに載ってるこのお店！台中にあるんやって！次は絶対に行きたいんやけど！」と台湾のガイドブックを開きながら、指を刺すパートナー。

帰国してから、さらに台湾のことを調べているらしく、台中や台南といったエリアでも、行きたいお店があるらしい。

私：次はどこの国に行くよー？時差が少ないアジア圏だったら、私は北京で万里の長城を見たい。

彼：えーやだ。

私：えーそれなら、タイのバンコクで、アユタヤ王朝とゾウさんに乗ってみたいんだけど。

彼：えーやだ。

私：じゃあ、どこならいいわけ？シンガポールとか？

彼：あ、シンガポールええなぁ！

私：シンガポールはいいの？！1番遠いよ？

彼：シンガポールは良さげやん！

私：北京とバンコクだって、良さげですよ😑

シンガポールのガイドブックを手に取り、ページをめくる。

2人：確かに、すごい良さげだね🥺🇸🇬

彼の良さげの基準はよくわからないけど、この流れだと、次の行き先はシンガポールになりそう。

でも、まあ、台湾を決めたのは私だし、せっかく「ここの国に行きたい！」と主張をしているのだから、次回は彼の希望も叶えてあげたいなぁとも思ったり。

台湾→シンガポール→その次はさらに遠くへ、ってどんどん距離を伸ばして行って、数年後にはカナダに連れて行けたらいいなぁとも思ったり。

珍道中第2弾、シンガポールの予定ということで、また読んでいただけたら嬉しいです…！

最後まで読んでくださり、ありがとうございました☺️