すてきな自分
今日、天使にラブソングを2を見た。
ストーリーも歌も好きなのだけれど、それよりも今回は、歌い方の違いをこんなにもはっきりと見せてくる映画を作った監督はすごいなと思った。
意志の乗った歌が描かれている映画だと思う。主題はそれではないかもしれないが、ロングセラーである理由はそこにある気がする。
私は歌が好きだし、歌うのも好きだから、この映画を見るともれなく歌いたくなる。多くの人がそうなのではないかと勝手に思っているのだが、それはこの映画の威力を過信しすぎているかもしれない。いくらノリノリになったとしても、歌うことへ抵抗がある人がその抵抗を乗り越えるのはそう簡単じゃないとも思う。わからないな。みんなどうしたら一緒に楽しんで、その人の言葉と声で歌ってくれるのだろう。いつかそんな面白い空間を作りたい。
映画に出ている人はみんなもとから歌が上手いとか、そういう言葉が聞きたいのではない。そんなの重々わかっている。そういう観点でこの映画を見たら、私は歌えなくなるし、登場人物みたく上手く歌えないのはすごく悔しいと悔しがるだろう。しかし、この映画のすてきなところはそこではない。それぞれが好きなやり方で、怖くて逃げたい現実を前にしても逃げずに、表現すること自体がすてきなんだ、というメッセージが良いのだ。潔くて、かっこいいよね。
私は、その人がその人らしく表現するところを見たいのだと思う。自分も、自分らしい表現を探っているのだと思う。今の自分の歌も自分の表現だけれども、まだまだなんか違う感を抱えている。
今日の気付きは、映画の監督すごいということと、もうひとつある。5時間半+休憩30分のバイトが今日あったのだが、とても疲れた。このことから言えることは、フルタイム(8時間+休憩1時間を週5)で働く人は本当に大変なのだということ。絶対にすごく疲れる。ご飯作りたくなくなる人も、動きたくなくなる人も、次の日に会社行きたくなる人も、居て当たり前だと思った。さらに残業している人は、本当にすごい。すごい=羨望ではない。いや、一部は羨望である。まあ、仕事がしんどいのが好きな人もいるだろうし、仕事が苦じゃない人もいるのだとは思う。
そんな感じの一日でした。明日はもっと本読む。