スタートダッシュをするから三日坊主になる
「新しいことを始めるならスタートダッシュが肝心だ」
こんなアドバイスを聞いたことがある人は多いではないでしょうか。
でも、本当にそうなのか?
実は、この考え方こそが三日坊主の原因になっている可能性があるんです。
三日坊主の正体は「脳の性質」にあった
私たちの脳は、実は「変化を嫌う」仕組みになっています。
なぜなら、脳は生存本能に基づいて、現状を守ろうとする性質を持っているからです。
たとえば、大きな環境の変化があると、私たちは無意識に不安を感じますよね。
これは、脳が「今のままが安全だ」と判断して、変化にブレーキをかけているからです。
このブレーキは、私たちを危険から守るための大切な働きでもあります。
でも、新しいことを始めようとする際には、このブレーキが大きな壁になるんです。
潜在意識が「変化を拒む」理由
ここで少しだけ深掘りしてみましょう。
私たちの行動や性格を裏で支配しているのが「潜在意識」です。
潜在意識は、普段は意識することができませんが、驚くほど大きな力を持っています。
この潜在意識の根底にあるのが、「生存本能」なんです。
潜在意識は、物事の善悪を判断しません。
たとえそれが良い変化であっても、「変化そのもの」に対してブレーキをかけます。
その結果、私たちは「三日坊主」に陥りやすくなるのです。
なぜスタートダッシュが三日坊主を招くのか
「新しいことを始めるときはスタートダッシュが大事」とよく言われますが、潜在意識の働きを考えると、これは逆効果になる場合が多いです。
スタートダッシュをすると、脳はその変化を「急すぎる」「危険だ」と感じます。
すると、潜在意識が強いブレーキをかけ、やる気がどんどん削がれていくのです。
結果として、三日坊主になってしまう。
これが、潜在意識がもたらす「変化の拒絶」の仕組みです。
潜在意識を味方につけるために
では、どうすれば潜在意識を味方につけられるのでしょうか?
その答えは、
「変化をゆっくり進めること」です。
最初は、物足りないくらいのペースで始めるのがポイントです。
潜在意識を驚かせないように、少しずつ新しい習慣に慣らしていく。
これが、潜在意識の抵抗を和らげる方法です。
たとえば――
毎日10分だけ運動する
1日1ページだけ本を読む
「やり過ぎた」と思わない程度の努力を心がける
これを続けるうちに、潜在意識は少しずつ「新しい習慣」を受け入れていきます。
まとめ――スタートダッシュよりも「ゆっくり始める勇気」
新しいことを始めるとき、スタートダッシュは必要ありません。
むしろ、「ゆっくり始める勇気」を持つことが、成功への近道です。
潜在意識の性質を理解し、その力を味方につけることができれば、
どんな挑戦でも三日坊主に終わらせず、習慣化することが可能です。
まずは今日から、ほんの少しだけでも新しい一歩を踏み出してみませんか?
その小さな一歩が、未来の大きな成果につながります。
この記事が、あなたの人生に少しでもヒントを与えるものになれば幸いです。
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