ところが夫が家事を手伝うと妻にダメ出しされる

家庭のシリーズ

その3を追加しました。
 時々職場の男性に「家事を手伝っている?」と聞くと、「嫁にダメ出しされて、『そんな言うならお前がやれ』と言って、やめちゃったよ」という返事をする人がいました。(念のため強調しますがこれは私の家の話ではありません。)

 その男性は、子育てがほぼ終わりつつある世代です。これから子育てを始める人や、今まさに子育て中の男性に対して、私は「家事って最初は嫁さんにダメ出しされるかもしれないけど、嫁さんには『そのうち上達するよ。だから、気長に取り組まさせて』とか、「テレビを見たり好きなことしてて、リラックスしていいよ』って嫁さんに伝えるといいんじゃないかな」とアドバイスすることがあります。

 その裏どりではないですが、かつて同僚の女性に「夫に家事を任せてみたら?」と聞くと、「夫が下手すぎて…」と言われたことがありました。「でも、そのうち上手くなるよ」と言っても、「私がやったほうが早いし、綺麗だし」と譲らない人でした。
 また、職場の男性同僚に赤ちゃんが生まれたとき、例えば母乳がうまくいかない場合、「ミルクを作ろう」となっても、作り方をどうすればいいのか嫁に聞いたら「私もやったことないから分からない」と返されることもあります。そんな時でも、イライラしてはいけないし、できれば最初からそういう質問は避けた方が良いと伝えます。ミルクの作り方は缶に書いてあるし、ネットでも調べられますから。その他のことも同様に。
 食事の分担に関しても、男性は料理の経験が少ないことが多いので、食材を買って本を見ながら料理しようとしますが、嫁には「冷蔵庫にあるもので作って」と言われがちです。また、せっかく高いお肉や魚を買ってきて調理したのに「高いものなんだから美味しくて当然」と言われたり、調味料を一々計量していると「そんなのいちいちしなくていい」と言われたりすることもあります。そして、食事が終わった後にお酒を飲んで寝てしまったら、シンクが汚いと不満に思われます。「今日は料理を作ったから皿洗いはしなくていい」と思っても、それは大間違いです。そんな日こそ、しっかり皿を洗って、ゴミ受けも捨て、シンクまできちんと磨く必要があるのです。私は、そういったことも伝えるようにしています。
 最近では、家事のシェアが増えている家庭も多いですが、それでもまだまだ「家事は女性の仕事」という意識が根強いケースもあります。たとえば、家事のメンタル負担が一方的に妻に偏る「メンタルワークロード」についても話題になることが増えています。これは、家事の物理的な作業だけでなく、「何をしなければならないか」を常に頭に置いておくという精神的負担を指します。たとえ夫が家事を手伝ったとしても、「これをやっておいて」と指示する側が妻である場合、精神的な負担が軽減されていないことが多いのです。
 漫画でも家事に関するやり取りで夫婦が揉めたり、女性が言いにくくてストレスを溜め、最終的に爆発してしまう様子や夫の関与が中途半端で妻がかえって迷惑を感じることが描かれることがあります。たとえば「主夫をお願いしたらダメですか?」(弓家キョウコ)「ぬくとう君は主夫の人」(磯谷友紀)「わたしのイクメンブログ」(Nirone キャンディサトウ)など。
 また、最近の若い世代では、共働き家庭が増えていることもあり、家事や育児の分担を最初から夫婦で話し合うことが重要視されています。特に、家庭内での「無償労働」について話し合う機会を設けることで、夫婦の理解が深まり、お互いの役割を尊重し合える関係が築けるといいますが難しいようです。出産や子供のステージが変わった時などいいタイミングで話し合いができるといいですね。
 みなさんのお宅では、いかがでしょうか。

ChatGPTでわかりやすく書き直してもらったがなんか距離感のでる文体になってしまった。テーマやエピソードはオリジナルです。


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