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毒についての考察

おはようございます
アストロノミヤです。

毒の取り扱いについて
考えてみました。

毒を入れない 毒を抜く


『開運アクションの吉方取り』
というものがあります。
九星気学では
行動することがとても大切で
なぜ吉方取りをするかというと
毒を溜めている可能性がある体質から
毒を抜くために吉方取りをするのです。

毒は些細なことで
頭や心に入ります。
知らないうちに溜めていることが多い。

感情に溜まった恨みつらみ嫉み
自罰的な罪悪感
喪失した悲しみから諦めの境地
ボタンの掛け違えから生じた人間不信
変化に対する恐怖
生い立ちの不満
これらまとめて毒と呼んでおります。

鑑定でお話ししながら
それらの感情について
固定した概念を外していくのも
いわゆる毒抜きですが
多分、
ご本人さんの根本的な気づきがないと
元に戻ってしまいます。

毒を溜めない体質にするには
いい気を取り入れること
気のいい人と会うこと
よい気の環境に身を置くことです。

これは意識して選択するしかないのですが。
じっくり観察してよく吟味して選んで
そこに身を置く。
簡単なようでなかなか難しい。

選択眼を磨くには
頭や心の毒を引き寄せるクセを抜いておくこと。
吉方を毎日取ってリセットして
感覚感情をフラットにしておくことは
有効かなと実感しています。

ただ、何でも抜けばよいかというと
そうとも言い切れず。
感情がピンチのときは
その感情を味わい切ることも
大事なプロセスです。

もう一つ、
毒が成長にとって必要な要素となるので
むやみやたらと
手放すことでもないのかな
と思っています。

この辺りはデリケートなことなので
個別対応しています。
取り扱い注意なだけに
短絡的に排除することに
終始しないほうが良い案件です。

毒の必要性 




気学の基本では「毒を入れない!」
ですが
成長の過程では多少の毒は必要で
とくに芸術方面の変容では
毒はかなり有効なようです。

毒は心の奥底に沈殿した
「思い」が発酵したような状態ですから
普段は浮き上がってこないので
その存在に気づきません。
ところが新しい環境に飛び込む時
不安や恐れとして
また過去の記憶として
浮上してくることがあります。
また他者によって刺激され
沈殿していた毒(ネガティブな記憶や感情)
が浮上することもあります。
この毒があるからこそ
今の自分を制限しているバリアを
壊すことができるとも言えるのです。

ギリギリのところで
もうダメだ!
もう嫌だ!
変わりたい!
と腹の底から湧き上がるものこそ
毒によって刺激された本心、本音です。

もし毒を感じず無難に済ませていたら
どうなるのでしょう。
成長も変化も経験することはできません。

生きるとは変化すること
生きるとはさまざまな経験をして
前へ進んでいくこと
だと思います。

自分の中にある闇
毒のようなものとは
真正面から取り組んだ方が
変化は加速します。


毒が殻を破る


現状維持で良いときもありますが
その状態からさらに成長したり
旅立つときには
自ら見えない殻を破ることになります。

今、手にしている地位、立場、役割、
考え方、行動範囲などなど
知らないうちに
決めてしまっているかもしれない。

そこから変化していくことは
とても難しい。
想像するより
実行するときには
勇気や覚悟、心配などいろいろ入り乱れて
足がすくみます。

現状から変えたい!変えようと
全く違う世界へ飛び込む時
バカになって
感覚を麻痺させた方が
いい場合もあります。
というか
個人的にそうでした。

失敗しない
リスクは負わない
でうまくいくことは
想定内のことです。


蛹が蝶に変わる時
雛が卵の殻を内側から破る時
理屈ではない本能からの衝動的行動と
殻を溶かす毒を吐いて
新しい外の世界へ飛び出すのではないかと
思うのです。


生きていくということは
変化するということ。
ずっと同じ形でいられない
成長したり成熟したり
枯れていったりするのが生き物の宿命。


ということで
変化の時 気持ちの整理をする
自分の中にあることの認識する
そして環境との折り合い
などお話ししながら解きほぐしていくのが
鑑定という仕事かなと思います。


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