学部生向け☆宇宙・天文系の外部イベント☆
イントロ
大学生の長期休みは色々な使い方があります。
私は地方大学で物理や天文を学んでいます。長期休みにいくつか外部のプログラムに参加しました。本記事では物理(素粒子・原子核)や宇宙・天文に興味がある大学の学部生向けプログラムについて、知る限りで紹介します。
情報入手
先輩から教えてもらったり、SNSでプログラム主催機関の公式アカウントから告知されたり、近しい分野の先輩や先生の投稿を遡ったりして知りました。
大学にポスターで掲示されている場合もあります。
プログラム例
注意1:見つかる範囲でリンクを載せていますが、2024年に実施されたページにいく可能性があります。最新情報は各自で調べてください。
注意2:すべてのプログラムをカバーしているわけではありません。
以下、プログラムと対象学年、簡単な概要を書きます。
夏休み
KEKサマーチャレンジ 高エネルギー加速器研究機構(つくば)
主に大学3年生対象
8月後半の約2週間、つくばで講義や演習課題に取り組む
SPring-8夏の学校 大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用町)
ちなみにSPring-8秋の学校もあります
主に大学院生対象だが、大学4年生で参加できる場合もありそう
サマーステューデントプログラム(夏の体験研究) 国立天文台
大学2・3年生対象
8月の適当な時期に2~3週間程度、研究体験をする
天体観測実習 兵庫県立大学西はりま天文台
2024年9月実施分は7月上旬にtennetのメールで情報があった
大学3年生が半数程度だが他の学年も可
9月上旬に2泊3日で実習
夏の体験入学 総研大宇宙科学コース(JAXA相模原)
大学1~3年生対象
9月上旬ごろに、講義と教員との対話
これらのような夏に実施されるプログラムは、早いものだと募集が4月~5月くらいに始まります。
同じ夏にKEKサマーチャレンジとサマーステューデントプログラムの両方に参加することは不可能だと思います。
春休み
国立天文台科学研究部春の学校 国立天文台/総合研究大学院大学
大学1~3年生(3年生が多かった)
2月下旬に4日間、コースに分かれて取り組む総研大・国立天文台スプリングスクール 総合研究大学院大学/国立天文台
大学2、3年生対象
2月下旬~3月上旬あたりで4日間、集中講義と体験学習をする
宇宙・素粒子スプリングスクール 東京大学宇宙線研究所
大学3年生(新4年生)対象
3月上旬あたりで5日間、講義やプロジェクト研究に取り組む
プロジェクト研究の内容によっては事前にカミオカンデにデータ取りにいく
最低限、相対論の勉強はした方がよさそう…
応募の選考について
プログラムによっては定員があり、課題に対して作文を書くなど選考があるものもあります。ポイントは内容の難しさではなく、自分の言葉で伝わるように書くことだと思います。
自分が参加したプログラム
大学3年の夏休みにKEKサマーチャレンジに参加しました。原子核・素粒子の世界に入り込んだ、難しかったけど濃い2週間でした。同じタイミングで参加した方の記事があります(下のリンク)。
https://note.com/phosphoric_acid/n/n910c8d93a80e?sub_rt=share_pw
また9月頭に西はりま天文台の天体観測実習に参加しました。観測天文は夜がメインです(笑)
そして大学3年終わりかけの春休みに国立天文台春の学校と、翌週に総研大・国立天文台スプリングスクールに参加しました。宇宙線研の方は日程の都合上断念しました(大学の友達が参加してました)。天文の中でもいろいろな分野に触れることができました。他大学の天文仲間と繋がることができて、刺激をもらいました。
最後に
意欲のある大学生にとって、進路決定に有意義な夏休みになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。