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ホロスコープの度数
文章が下手すぎて
23/09/06、25/02/11に一部修正しました。
前に読んでくださった方、すみません🙇♂️
ホロスコープソフトStargazerでは
小数表示がデフォルトなので(2022年現在は未確認)、
ホロスコープの度数に関して混乱が生じがちです。
カジミ(天体が太陽の前後16分以内にあること)、
コンバスト(天体が太陽の前後8度30分以内にあること)、
天体のアウトオブバンズ、
について考えていたら、そのことに気付きました。
ので、ちょっと度数について考えてみました。
算数が苦手なもので、間違いがありましたら教えてください。
![スクリーンショット 2021-03-25 142426](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48532011/picture_pc_4ae649455dbe2485ca80f4f764ec8f24.png?width=1200)
チャートは占星術ソフト・アマテルで作成しました。
カジミの求め方
カジミとは、天体が太陽の前後16分以内にあること。
上のチャートでは、太陽と金星がコンジャンクションしていますね。
これはカジミでしょうか。
くっついてるだけでカジミまではいかないでしょうか。
引き算で調べてみましょう。
上のチャートでは
太陽は4.68(よんてんろくはち)。
金星は4.39(よんてんさんきゅう)。
小数です。
で、今太陽と金星がカジミか調べたくて、
太陽の度数から金星の度数を引く。
4.68-4.39=0.29。
「0.29だから16分より大きいからカジミじゃないのか~。」
と考えちゃっていましたが、
そもそも
0.29と16分を比べてはいけません。
なぜなら、小数点以下の29と16分は単位が違うから。
0.29の単位は「°」。
16の単位は「分」。
当たり前ですね。
確かにこうして書くと当たり前なんですが、
この辺の理解がなされていないカジミやアウトオブバンスに関連したネット記事をよく見かけます。
Stargazerとアマテルでの度分表示設定
混乱を防ぐために、
ホロスコープソフトは最初から設定で度分表示にしましょう。
Stargazerでは、
「設定→初期表示→数値表示設定→度分表示」
アマテルなら、
「設定→単位系→60進数」
で度分表示に設定できます。
![スクリーンショット 2021-03-25 142627](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48532143/picture_pc_488a76a03f178338fb2ab1251f180e00.png?width=1200)
度分表示のチャートです。
小数表示か度分表示かの見分け方は、
「゜」(度)の次の数字をざーっと見て、
60以上の数字、70とか80とか90があれば小数表示、
60以上の数字がなかったら、最大でも59までしかなかったら、
度分表示です。
あと、数字の後ろに「’」(分)があれば度分表示です。
(「’」がないサイトもあります。)
今たくさんホロスコープ作成サイトがありますが、
度分表示がデフォルトのサイトがほとんどです。
なのでStargazerユーザーでなかったらそれほど気にしなくていい問題でした。
度分表示にしたので、金星がカジミか調べます。
太陽の度数から金星の度数を引く。
「4.41-4.23=0.18」
と、小数点で計算するのは間違いです。
「4度41分-4度23分=18分」
です。
18分なのでカジミの16分より大きい。
よって上のホロスコープの金星はカジミではありません。
ホロスコープを読むときに、小数以下や分まで読むことが重要な場面
ホロスコープを読むときに
小数以下や分まで読むことが重要になってくる場面には
・カジミやコンバストを調べるとき
・ミッドポイントやハーフサムで度以下の数字を調べるとき
・アウトオブバウンズを調べるとき
などがあります。
アウトオブバウンズは、
月・水星・金星・火星・木星・天王星・冥王星の赤緯が
23.4度=23度26分より大きくなることです。
この数字は黄道傾斜角(地球の赤道と黄道がなす角)です。
ホロスコープで言えば、天の赤道と黄道がなす角です。
23.4の方が覚えやすいし、学校でも23.4度で習った記憶があり、
23度26分より23.4度の方が市民権を得ているように思いますが、
占星術の場では度分に合わせて
23度26分の方を使った方がベターかなと思います。
アウトオブバウンズについてネット検索していたら、
この小数表示と度分表示の2つを混同している記事を多く見かけました。
ホロスコープソフトが度分表示になっていることを確認して、
アウトオブバンズしているか判断しましょう!
<オマケ>小数表示と度分表示を変換する計算方法
少数⇔度分の計算。
ホロスコープソフトのデフォルトを度分表示にしたら
そんなに必要ないのですが、
自分用のメモとして書いておきます。
例えば、上の水星13.27度を度分に変換する場合。
整数部分の13度を取り出して、0.27に60を掛けると分が出ます。
0.27×60=16.2
さらに整数の16を取り出した0.2に60を掛けると秒が出ます。
0.2×60=12
13.27度=13度16分12秒
となります。
次に、度分から小数表示へ変換する場合。
さっきは60を掛けたので、今度は60で割ればいいわけです。
例えば、
山羊座冥王星の26度32分を小数表示にするには、
整数部分の26度を取り出して、32を60で割る。
32÷60=0.533333...
約0.53度
先程の26と合わせて26.53度となります。
60掛けるんだっけ?割るんだっけ?とどっちか分からなくなったら、
0.5時間=30分がイメージ・計算しやすいのでこれで考えます。
0.5時間を30分にしようと思ったら、60を掛ければ30が出てきます。
0.5×60=30
30分を0.5時間にしようと思ったら、60で割れば0.5が出てきます。
30÷60=0.5
私の算数センスのなさにトホホ…。
カジミの16分を小数へ変換すると
カジミの16分を小数へ変換すると
16÷60=0.26666...
割り切れません。
四捨五入すると約0.27度ですが、
カジミを考えるなら、
度分表示でホロスコープを読んだ方が正確ですね。
ホロスコープを読むとき、小数以下や分まで読むことが重要な場面
小数以下や分まで読むことが重要になってくる場面には
・カジミやコンバストを調べるとき
・ミッドポイントやハーフサムで度以下の数字を調べるとき
・アウトオブバウンズを調べるとき
などがあります。
アウトオブバウンズは、
月・水星・金星・火星・木星・天王星・冥王星の赤緯が
23.4度=23度26分より大きくなることです。
この数字は黄道傾斜角(地球の赤道と黄道がなす角)です。
ホロスコープで言えば、天の赤道と黄道がなす角です。
23.4の方が覚えやすいし、学校でも23.4度で習った記憶があり、
23度26分より23.4度の方が市民権を得ているように思うのですが、
占星術の場では度分に合わせて
23度26分の方を使った方がベターかなと思います。
アウトオブバウンズについてネット検索していたら、
この小数表示と度分表示の2つを混同している記事を多く見かけました。
<メモ>経度は十進法と六十進法でできている。
経度は十進法と六十進法でできています。
例えば、
東経139度41分35秒の
「139」は十進数(十進法によってでき上がった実際の数)で
「41」や「35」は六十進数(六十進法によってでき上がった実際の数)です。
これをわざわざ自分用のメモに残さないといけない
自分の算数レベルの低さに、改めてトホホ…。
あとがき
このメモを書き出したお昼頃はまだ金星カジミ外でしたが、
今はカジミになっています。
![スクリーンショット 2021-03-25 220232](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/48562997/picture_pc_ed15606827f3e240bc3326c26b529030.png?width=1200)
今の瞬間のネイタル・トランジットを出してみたら、
私の金星にカジミ組の太陽・金星がオポジション、
私の太陽に月が合、個人新月です。
さらに対岸には木星が。
これだけ見る分には、悪い感じはしないチャートです笑。
何か始まり感があります。
そして明日の15:58に金星外合です。
是非、ネイタルとトランジットを重ねて読んでみて、
牡羊座の金星カジミを感じてみてください。
最後に読み飛ばしてOKのマメ知識、
体温の36度5分の分(ぶ)って何?
とふと思い検索したら、Wikiにこうありました↓。
温度の単位としての「分」は、度の1⁄10 である。例えば 36.5度を「三十六度五分」と呼ぶ。ただし、この呼び方は、国際単位系でも日本の計量法体系でも認められていない。
認められていないの⁉へー!
あ、そうだ。野球の3割2分6厘とかはなんなの?
と調べたら、
百分の一を意味するとの誤解
割合を言うときには、「三割二分六厘」というように表現する。「割」そのものが1⁄10を意味する数詞であるために、「割」とともに「分」を使った場合には、まるで分が1⁄100を意味するかのように誤解されることとなった。しかし、上記の「三割二分六厘」は、3.26割の意味であって、「分」は、基準単位である1「割」(0.1) の 1⁄10のことで、1⁄100すなわち 0.01 を表わすことになる。
ということでした。
度分の表示の「分(ふん)」と野球で出てくる割合の「分(ぶ)」は
全く別物ということですね。
自分の中で整理できました。
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