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松坂大輔氏と大谷翔平氏の共通点と違いは何? ハーモニクス占星学への道(8)

ハーモニクス占星学への道(3)でハーモニックチャートの各調波における才能・ポテンシャル診断の項目分けをご紹介致しました。

今回はそれらに基づいて、NPB(日本野球機構)とMLB(メジャーリーグベースボール)の双方で大きな実績を上げた、または上げている、松坂大輔氏と大谷翔平氏のケーススタディ診断をさせていただきます。


横浜高等学校出身で投手だった松坂大輔氏は、1998年甲子園夏の決勝で、史上2人目(当時)のノーヒットノーランを達成し、甲子園春夏連覇、「平成の怪物」として注目を集めました。

1998年ドラフト1位指名で西武ライオンズ入団後、日本でも大活躍し多くの賞を獲得しました。2006年ボストン・レッドソックスと契約。2007年日本人初のワールドシリーズ勝利投手となり、チームのシリーズ制覇に貢献。その後、トミージョン手術を受け、ニューヨークメッツに移籍後、2015年から日本球界に復帰し、福岡ソフトバンクホークス、中日ドラゴンズ、そして2020年より古巣の西武ライオンズ入団、2021年シーズンをもって現役引退することとなりました。平成時代のプロ野球トップの投手と言えるでしょう。


大谷翔平氏は岩手県奥州市出身で花巻東高校3年生のとき、投手として球速160km/hを記録しております。

2012年のNPBドラフト1位で北海道日本ハムファイターズから指名され、2013年の入団以降、投手と打者を両立する「二刀流」の選手として大活躍した後、2017年MLBのロサンゼルス・エンゼルスに移籍。2018年から投打にわたって活動し、同年は日本人史上4人目の新人王を受賞。2021年には日本人史上2人目となるシーズンMVPとシルバースラッガー賞を受賞して、今年(2022年)も二刀流で大いに活躍しております。

そこで2人のハーモニックチャートを描いて、共通点あるいは相違点を比較してみました。


松坂大輔氏の「アストロハーモニックチャートβⅠ」


大谷翔平氏の「アストロハーモニックチャートβⅠ」

上記「Astro Harmonic Chart βの各調波毎の診断項目」に挙げましたように、棒グラフによる各調波のパワーの強さは棒グラフに関して次の3つの観点と、円形チャートに形成される合(発芽天体)や衝+様々な三角形から診ます。

以下どれか1つでもあれば高めとみます。特に(1)(2)が重要
(1) 黄色の棒グラフ[①のアスペクトの正確度と数量]だけで30以上
(2) 黄色+緑と青の棒グラフ[②④のアスペクトの正確度と数量]が60以上
(3) 黄色+緑と青+赤とピンクの棒グラフ[③⑥のアスペクトの正確度と数量]+紫と薄紫の棒グラフ[⑤⑦のアスペクトの正確度と数量]の合計が120以上

(注)アスペクト番号と正確な角度       
① 0度 ②180度 ③120度 ④ 90度 ⑤ 72度, 144度
⑥ 60度 ⑦ 51.43度,102.86度,154.29度 ⑧ 45度, 135度


お二人ともトップクラスの野球選手として、棒グラフが高い調波がありますが、違いがあります。

松坂大輔氏は棒グラフの非常に高い調波が多く、第1調波(出生図)を除きますと、第2、3、4、6、8、9調波で高くなっております。

主な才能区分は
第2調波(象徴星 月):コミュニケーション能力、ファン、人気運
第3調波(象徴星 木星):発展運、育成能力、優しさ、人間関係運
第4調波(象徴星 天王星):努力、戦う力、タフネスさ
第6調波(象徴星 金星):調整能力、愛情運、審美能力
第8調波(象徴星 土星):努力、向上心、仕事への熱意
第9調波(象徴星 火星):行動力、戦闘力、スポーツ


大谷翔平氏は逆に、多くの著名人でパワーが高くなる傾向のある第5調波、第7調波の棒グラフが高めに出ております(上記の基準参照)。

主な才能区分は
第5調波(象徴星 水星):知性、発想力、創造力、自己プロデュース能力、PK能力
第7調波(象徴星 海王星):直感力、芸術性感性、状況適応力、ESP能力


松坂大輔氏の円形チャートにおいて、各調波において合(0度)の天体も多いのですが、第2調波で[海王星-冥王星-南中]のグランドトライン(赤の正三角形)、第3調波で[火星-土星-南中]と[火星-土星-海王星]のグランドトライン、第4調波で[海王星-冥王星-南中]と[太陽-冥王星-南中]のグランドトライン、第9調波で[金星-土星-天王星]のグランドトラインが形成されており、それぞれの調波をさらに高めています。

松坂大輔氏の第7調波も低くはないのですが、上記の調波のグランドトラインで海王星(第7調波の象徴星)が多く絡んでいることから、第7調波に関わる才能も追加されていると考えられます。


大谷翔平氏は第5調波の円形チャートにおいて、[太陽-南中]、[金星-木星]の合、[水星-金星-火星]の三角形が形成され、第5調波のパワーをより高くするので、これまでプロ野球選手として誰も達成できなかった二刀流を、今後も創造的にパフォーマンスしていくでしょう。

また第7調波においても、[月-上昇宮]、[水星-天王星]、[火星-木星]の合(0度)、[太陽-木星-海王星]の直角三角形、[太陽-木星-冥王星]、[太陽-月-海王星]、[太陽-月-冥王星]の三角形が形成されるので、第7調波のパワーを非常に高め、投手としてバッターの心を読んだり、バッターとして投手の心を読めるので、直感力を駆使して勝利に貢献できるでしょう。


「アストロハーモニックチャート」には配置を変えたチャート「α」があります。

「アストロハーモニックチャートα」は1桁を代表する6個の調波と2桁の素数3個の調波「周波数1,5,6,7,8,9,11,13,17」のチャートが、中心から右巻きの渦巻き状に配置されております。

その9つのチャートのそれぞれに関わる太陽、月、上昇宮、下降宮、南中、北中等が入る星座の支配星を五芒星、六芒星上にデザインした「αⅡ」を見ますと、その方に潜在的に影響を与える星が分かります。

9つのチャートにおける全部で50個の星のうち、1個の星の平均個数は 50÷12≒4.2個(水星と金星だけは2つの星座を支配するので8.3個)ですが、松坂大輔氏と大谷翔平氏で平均個数以上の天体を調べてみました。

松坂大輔氏の「アストロハーモニックチャートαⅡ」

松坂大輔氏のチャートでは、各天体の配置個数はバランスが良く、その中では天王星が6個(平均値の1.44倍)と比較的多く、潜在的に天王星のパワーが強くなります。

天王星のキーワードは、「改革、権威破壊、友情、個性尊重、創造力」となり、新しいものを生み出す力、縦関係よりもフラットなつながりを重視する星です。

松坂大輔氏が日本でも米国でも投手としてチームの優勝に貢献し、また個人としても多くの賞を獲得し、多くの野球ファンに愛されたのは天王星のパワーも大きいでしょう。


大谷翔平氏の「アストロハーモニックチャートαⅡ」

大谷翔平氏のチャートでも、各天体の配置個数はバランスが良く、その中では木星が6個(平均値の1.44倍)と比較的多く、潜在的に木星のパワーが強くなります。

木星のキーワードは「保護、育成、発展」となり、太陽系で1番大きい惑星ですが、そのもつポジティブパワーは強大で、大谷翔平氏がこれまで日本でも米国でも二刀流として最高の成績を上げているのは、木星のパワーも大きいでしょう。


以上松坂大輔氏と大谷翔平氏のハーモニックチャートの主要ポイントを診断致しました。

他の調波チャートも高めのものや特徴がありますので、もし何かお気づきになった点がありましたらご遠慮なくコメント願います。


★アストロハーモニック  瀬尾 泰範


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