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ハーモニックチャートの周波数診断とは? ハーモニクス占星学への道(2)

前回の「ハーモニクス占星学への道」でハーモニクス理論に則ったハーモニックチャートはホロスコープ(出生図)の周波数分析とご紹介しました。


ウィキペディアでは、「ハーモニクス」は音楽用語として「高調波」とか「倍音」と説明されております。

弦楽器では「ハーモニクス奏法」が紹介されております。
後半の説明につながりますので、ちょっと覗いてみてください。


占星学における「ハーモニクス」は黄道12星座360度を2分割、3分割、・・・、9分割、・・・していって、それぞれの分割した黄道(3分割なら120度)に牡羊座、牡牛座、・・・、魚座まで割り当てて、主に10個の天体と上昇宮、南中、竜の頭、竜の尾の感受点がその分割された12星座のどの位置にあるかを計算して出します。


ここに大リーガー、大谷翔平氏の「アストロハーモニックチャートβ」をモデルにして、各調波における天体・感受点の星座上の位置をご紹介致します。

大谷翔平氏のハーモニックチャートとアスペクトの重み付け棒グラフ
大谷翔平氏の第1~9調波の天体・感受点の配置

各調波における天体・感受点の星座上の位置計算は、ネット上で通常のハーモニックチャートは出せますので、計算式は省略致します。


イメージ的にどうなっているかを、下記に記してみます。

大谷翔平氏の第1調波と第3調波における天体・感受点の配置

ということは、2つの星同士が正確な120度のアスペクトを形成していると、第3調波上で合(0度:発芽天体)となり、そういう星同士の組み合わせが増えると、「アストロハーモニックチャートβ」における黄色の棒グラフが高くなります。⇒周波数3のパワーが強いとみなします。


それは、定常波が円形となった円形定常波の「節」を形成し、上記でご紹介しました「ハーモニクス奏法」の指で押さえる位置のような役割をするのではないかと推測しております。

定常波のモデル

円形定常波のgif 画像


そしてそれぞれのハーモニックチャートの周波数を音の高低に喩えますと、緑と青の棒グラフ、赤・薄赤の棒グラフ、紫・薄紫の棒グラフの高さの違いは、音色にあたるのではないかと思われます。


「アストロハーモニックチャート」におけるアスペクトを表す番号 

① 0度  ②180度  ③120度  ④ 90度  ⑤ 72度, 144度
⑥ 60度  ⑦ 51.43度,102.86度,154.29度  ⑧ 45度, 135度

丸番号の右側にある「共振パワー値」はアスペクトの正確さの度合いで"10~1"までありますが、影響力の強いのは10,9,8 の辺り。

大谷翔平氏の第1~9調波の星同士のアスペクトと正確度(共振パワー値)

棒グラフ左から

(1本目)黄色⇒①の『共振パワー値』をすべて合計したもの
(2本目)緑色⇒②の『共振パワー値』をすべて合計したもの
     青色⇒④の『共振パワー値』をすべて合計したもの
(3本目)赤色⇒③の『共振パワー値』をすべて合計したもの
     薄赤⇒⑥の『共振パワー値』をすべて合計したもの
(4本目)紫色⇒⑤の『共振パワー値』をすべて合計したもの
     薄紫⇒⑦の『共振パワー値』をすべて合計したもの

※大谷翔平氏のハーモニックチャートは最初の重み付け棒グラフを見ても、第7調波のパワーが1番強くなっております。


原子は陽子と中性子で構成される原子核の周囲を、陽子と同じ個数の電子が、その個数に応じて様々な軌道上に電子雲(円形定常波)を形成して、水素のような軽い元素にもなりますし、鉄や金のような固くて重い元素にもなります。

ホロスコープが凄いのは、すべての人間が全く同じ個数の天体と感受点で形成されるのに、それらの出生時の配置によって、地球上のその地点における「オーラ場」の様々な円形定常波が形成され、それが大気を吸った瞬間の赤ちゃんに刻印されるということでしょう。


ホロスコープ(第1調波)でもパーソナリティと運命の方向性はかなり診断できますが、私の長年の研究によりますと、ハーモニックチャートで分かるのは、主にその人の才能やポテンシャル(潜在能力)の方向と可能性だと考えております。

喩えますと、人間の脳細胞の数は人により大きな差はないですが、そのシナプス連絡網の多寡が能力や才能に現れるように、1人のホロスコープに関わる主な星や感受点の個数は十数個と平等ですが、その星達が形成するアスペクトの種類、個数、正確度は千差万別となり、やはり星達が形成するアスペクトによる周波数の強さ=関係性のネットワークが多くて、強いほど能力や才能に影響を与えると思われます。


次回その周波数による診断法をまとめて分かりやすくご紹介致します。


★アストロハーモニック  瀬尾 泰範


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