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長澤まさみさんと新垣結衣さんの共通点と違いは何? ハーモニクス占星学への道(6)

ハーモニクス占星学への道(3)でハーモニックチャートの各調波における才能・ポテンシャル診断の項目分けをご紹介致しました。

今回はそれらに基づいて、現代の日本を代表する2人の女優、長澤まさみさんと新垣結衣さんのケーススタディ診断をさせていただきます。


お二人とも高身長(168cmと169cm)ですが、芸能界に入ったきっかけは違っております。

長澤まさみさんは第5回(1999年度)東宝「シンデレラ」オーディションに応募し、史上最年少の12歳でグランプリに選ばれ、芸能界入り。同年公開の『クロスファイア』で映画デビュー、2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』にヒロインとして出演。この作品は興行収入85億円の大ヒット作となり、第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多数の映画賞を受賞しました。その後テレビドラマや映画で活躍し、近年ではテレビドラマ『コンフィデンスマンJP』、そして映画化された『コンフィデンスマン』3作品で主演を務めています。また大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』(NHK)ではナレーションを努めております。


新垣結衣さんは、2001年ファッション誌『ニコラ』に応募し、グランプリを獲得。2005年春ニコモを卒業するまでに『ニコラ』の表紙モデルとして当時最多となる15回登場しています。その後、2004年ごろからグラビアや女優業に進出。2006年から2008年にかけて江崎グリコ「ポッキー」シリーズのCMに出演し、ブレイクを果たしました。
その後女優として多数のテレビドラマや映画に出演し、『コード・ブルー  -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ)その後映画化、『リーガル・ハイ』(フジテレビ)、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBSテレビ)、大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』(NHK)などで主要な役を演じています。


そこで2人のハーモニックチャートを描いて、共通点あるいは相違点を比較してみました。

長澤まさみ氏の「アストロハーモニックチャートβⅠ」


新垣結衣氏の「アストロハーモニックチャートβⅠ」

上記「Astro Harmonic Chart βの各調波毎の診断項目」に挙げましたように、棒グラフによる各調波のパワーの強さは棒グラフに関して次の3つの観点と、円形チャートに形成される合(発芽天体)や衝+様々な三角形から診ます。

以下どれか1つでもあれば高めとみます。特に(1)(2)が重要
(1) 黄色の棒グラフ[①のアスペクトの正確度と数量]だけで30以上
(2) 黄色+緑と青の棒グラフ[②④のアスペクトの正確度と数量]が60以上
(3) 黄色+緑と青+赤とピンクの棒グラフ[③⑥のアスペクトの正確度と数量]+紫と薄紫の棒グラフ[⑤⑦のアスペクトの正確度と数量]の合計が120以上

(注)アスペクト番号と正確な角度       
① 0度 ②180度 ③120度 ④ 90度 ⑤ 72度, 144度
⑥ 60度 ⑦ 51.43度,102.86度,154.29度 ⑧ 45度, 135度


お二人の各調波の棒グラフを見ますと、さすがにほぼどの調波も「かなり高いレベル」にあります。

特にお二人は「知性、発想力、創造力、自己プロデュース能力、PK能力」に関わる才能診断に重要な第5調波(象徴星:水星)の黄色の棒グラフが高く(⇒合の天体が多く、正確度が高い)、また他の棒グラフも高いものがあり、全体として第5調波のパワーが非常に高くなっております。


長澤まさみさんは第5調波の円形チャートにおいて、[太陽-月-冥王星-上昇宮]+[南中-海王星]+[金星-天王星]の合、[上昇宮-金星-火星]グランドトライン(赤の正三角形)、[月-天王星-海王星]、[天王星-海王星-冥王星]の赤の二等辺三角形が形成されており、まさに女優として最適の天体配置となっております。


新垣結衣さんは第5調波の円形チャートにおいて、[水星-金星]+[南中-火星-土星-天王星]の合、[月-木星-冥王星]の直角三角形が形成され、また情緒性・人対応の瞬発力を象徴する月から8個の天体+上昇宮にアスペクトラインが出ており、やはり女優としての才能を増進しております。


またお二人の共通点として、「発展運、育成能力、優しさ、人間関係運」に関わる第3調波(象徴星:木星)と「調整能力、愛情運、審美能力」に関わる第6調波(象徴星:金星)と「行動力、戦闘力、スポーツ」に関わる第9調波(象徴星:火星)の3つの調波が、黄色の棒グラフも含めて全体のパワーが高くなっております。

これらの才能も優美さと芯の強さを兼ね備えた女優として、重要な要素でしょう。


お二人の多少の違いとしましては、長澤まさみさんは「直感力、芸術性感性、状況適応力、ESP能力」に関わる第7調波(象徴星:海王星)の棒グラフが高く、新垣結衣さんは「コミュニケーション能力、ファン、人気運」に関わる第2調波(象徴星:月)の棒グラフがより高くなっております。


長澤まさみさんの第7調波円形チャートにおいては、[太陽-木星-海王星]の合、[上昇宮-火星-木星]の直角三角形、[火星-木星-天王星]の直角二等辺三角形、[太陽-月-天王星]、[水星-金星-冥王星]、[水星-金星-南中]の実線三角形が形成されており、第7調波のパワーをさらに高めます。

第7調波は著名人のハーモニックチャートで高く出るケースが多いのですが、やはり直感力、芸術性や潜在意識における受信能力を高めるチャートだと思われます。


新垣結衣さんの第2調波円形チャートにおいては、[月-冥王星]、[太陽-金星-水星]、[土星-天王星]の合、[火星-土星-南中]の紫の二等辺三角形が形成されており、第2調波のパワーをさらに高めます。

新垣結衣さんの男性にも女性にも人気が高い要素がここに現れております。


実は、「アストロハーモニックチャート」には配置を変えたチャート「α」があります。

「アストロハーモニックチャートα」は1桁を代表する6個の調波と2桁の素数3個の調波「周波数1,5,6,7,8,9,11,13,17」のチャートが、中心から右巻きの渦巻き状に配置されております。

その9つのチャートのそれぞれに関わる「太陽、月、上昇宮、下降宮、南中、北中」等が入る星座の支配星を五芒星、六芒星上にデザインした「αⅡ」を見ますと、その方に潜在的に影響を与える天体が分かります。

9つのチャートにおける全部で50個の星のうち、1個の星の平均個数は
50÷12≒4.2個(水星と金星だけは2つの星座を支配するので8.3個)ですが、長澤まさみさんと新垣結衣さんで平均個数以上の天体を調べてみました。

長澤まさみ氏の「アストロハーモニックチャートαⅡ」

長澤まさみさんのチャートでは、冥王星が10個(平均値の2.4倍)あり、出生時に東の地平線近辺にある上昇星としての冥王星と重なって、潜在的に冥王星のパワーが非常に強くなります。

冥王星のキーワードは、「探求心と洞察力、大変動と再生、資産形成」となり、太陽系で1番遠い惑星(占星学上)ですが、そのもつパワーは強大です。

想いを遂げる力が強いので、建設的な方向に使えばどんな立場でも成功するでしょう。


新垣結衣氏の「アストロハーモニックチャートαⅡ」

新垣結衣さんのチャートでは、天王星が8個(平均値の1.9倍)あり、潜在的に天王星のパワーが非常に強くなります。

天王星のキーワードは、「改革、権威破壊、友情、個性尊重、創造力」となり、新しいものを生み出す力、縦関係よりもフラットなつながりを重視する星です。

新垣結衣さんは、これからも従来なかったような革新的な役柄を演じながら、これまでのような親しみやすさは保っていけるでしょう。


以上長澤まさみさんと新垣結衣さんのハーモニックチャートの主要ポイントを診断致しました。

他の調波チャートも高めのものや特徴がありますので、もし何かお気づきになった点がありましたらご遠慮なくコメント願います。


★アストロハーモニック  瀬尾 泰範


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