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バルコニアン(26) 今年もトンボがやってきた

トンボの来るバルコニー

我が家のバルコニーはマンションの6階にある。それなりの高さになるが、鳥や昆虫にとっては大した高さではない。そのため、季節によって、さまざまな鳥や昆虫がやってくる。鳥も昆虫も種類によるが、おおむね好きである。そのため、彼らがやってくるのは楽しみのひとつだ。

今年初のトンボは「クルマトンボ」だった(図1)。羽の先が焦茶色になっているトンボだ。まだ、あまり元気ではないようだったので、孵化したばかりだったのかもしれない。

図1 今年初のトンボは「クルマトンボ」。書斎の外側の窓の上で休んでいる。

ムギワラトンボ

一番多いのはムギワラトンボだ。羽根に模様がない、よく見かけるトンボだ。南米のチリ共和国で買ってきた鳥の置物があるのだが、その頭で休むこともある(図2)。

図2 南米のチリ共和国で買ってきた鳥の置物の頭で休むムギワラトンボ。

私の座る椅子の上で休むこともある(図3、図4)。その間は、私はバルコニーをウロウロ歩いてトンボが飛び立つのを待っている次第だ。
また、椅子に座っているとき、トンボが飛んできて私の膝で休むこともある。そのときは身動き厳禁だ。

図3  私の座る椅子で休むムギワラトンボ。
図4 こちらは、私の座る別のパイプ椅子で休むムギワラトンボ。アームレストの上にいる。うーむ。これではどうしようもない。

神様トンボ

ときには神様トンボもやってくる(図5)。糸のように細いので、子供の頃は糸トンボとも呼んでいた。
今年はまだみていないが、やってくるのが楽しみだ。なんだか神聖な姿なので、私は「ははあ」と言いながら頭を下げて拝んでいる。

図5 バルコニーに遊びにきた神様トンボ。

秋になれば

今はまだ6月だ。トンボが増えてくるのはこれからだろう。実際、秋になるとバルコニーには、いつも数匹のトンボがやってきている。紅葉の枝にはよくとまっている(図6)。

図6  秋の青空を背景に紅葉の枝で休むムギワラトンボ。

子供の頃は秋になると赤トンボが空を埋めるほど飛んでいたものだ。トンボや蝶の飛ぶ街は安全なはずだ(化学物質で汚染されていない)。
今年もたくさんのトンボや蝶を見たいものだ。

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